△OAB は非退化なので,OA,OB を基底とする係数表示を用いる。OX=xOA+yOB のとき,点 X を (x,y) と書く。内分・外分の公式より PQR=(p,0),=(1−q,q),=(0,1−r),P′Q′R′=(2p−1p,0),=(2q−1q−1,2q−1q),=(0,2r−1r−1). ここで条件から各分母は 0 でない。
(1) △OAB の重心の係数は (31,31) である。一方,△PQR の重心の係数は 31(P+Q+R)=(31+p−q,31+q−r). したがって重心が一致する条件は 1+p−q=1,1+q−r=1, すなわち p=q=r である。よって p:q:r=1:1:1(共通値は 0<p<1, p=21 の範囲)。
(2) P′Q′ と P′R′ が平行でないので,△P′Q′R′ は非退化であり,重心の係数は頂点の係数の平均である。重心が △OAB の重心と一致する条件は 2p−1p+2q−1q−1=1,2q−1q+2r−1r−1=1. 条件より分母は 0 でない。また 2p−1p+2q−1q−1−12q−1q+2r−1r−1−1=(2p−1)(2q−1)q−p,=(2q−1)(2r−1)r−q. よって p=q, q=r,すなわち p=q=r。 (1)より △OAB と △PQR の重心は一致する。
(3) 係数表示で P′Q′P′R′=((2p−1)(2q−1)1−p−q,2q−1q),=(−2p−1p,2r−1r−1). P′Q′∥P′R′ だから,これらの係数の組は一方が他方の実数倍となるため、第一の組の第1成分と第二の組の第2成分の積から、第一の組の第2成分と第二の組の第1成分の積を引くと 0 になる。したがって 0=(2p−1)(2q−1)(2r−1)(1−p−q)(r−1)+pq(2r−1). 分母は 0 でないので,分子を展開すると 0=(1−p−q)(r−1)+pq(2r−1)=2pqr+p+q+r−(pq+qr+rp+1). ゆえに 2pqr+p+q+r=pq+qr+rp+1。