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徳島大学/2021年度/前期

徳島大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

徳島大学2021年度第4問

袋Aと袋Bのどちらの袋にも赤玉2個,白玉2個,青玉2個の合計6個の玉が入っている。袋Aと袋Bから同時に1個ずつ玉を取り出し,この2個の玉の色が一致しているかどうかを確認する作業を,袋から取り出す玉がなくなるまで6回繰り返す。ただし,取り出した玉は袋に戻さないものとする。

(1) 玉の色が1度も一致しない確率を求めよ。

(2) 1回目に玉の色が一致するとき,2回目に玉の色が一致する条件付き確率を求めよ。

(3) 1回目から3回目までに玉の色が少なくとも1度一致するとき,6回の作業で玉の色がちょうど2度一致する条件付き確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

各袋の玉を色だけで表した取り出し順序は、赤・白・青がそれぞれ2回現れる列である。そのような列は6!/(2!)3=906!/(2!)^3=90通りで、どの列も同じ確率で起こる。袋A、袋Bの列は独立なので、以下では袋Aの列を固定して袋Bの列を数える。  (1) 袋Aの各色の位置を行、袋Bの各色を列とし、色が一致する位置がない場合の個数をnijn_{ij}とする。各行和・列和は2で、対角成分は0である。a=nR,Wa=n_{R,W}とおくと、行和・列和からa=0,1,2a=0,1,2であり、個数表は(0a2−a2−a0aa2−a0)\begin{pmatrix}0&a&2-a\\2-a&0&a\\a&2-a&0\end{pmatrix}となる。この表に対する袋Bの列の数は、袋Aの各色の2つの位置への袋Bの色の割当て方より∏i2!/∏jnij!\displaystyle \prod\limits _i 2!/\prod\limits _j n_{ij}!である。a=0,1,2a=0,1,2の順にその数は1,8,11,8,1だから、一致が一度もない袋Bの列は合計10通りである。したがって求める確率は1090=19.\displaystyle \frac{10}{90}=\frac19.  (2) 1回目に一致した色をccとすると、各袋に残る玉は色ccが1個、他の2色が各2個である。2回目に一致する確率は12+22+2252=925.\displaystyle \frac{1^2+2^2+2^2}{5^2}=\frac9{25}.  (3) 袋Aの最初の3色の個数の型は(2,1,0)(2,1,0)または(1,1,1)(1,1,1)である。前者は袋Aの列が18⋅3=5418\cdot3=54通り、後者は6⋅6=366\cdot6=36通りある。同じ型の列は色名の置換と前半・後半の位置の並べ替えで代表列に移せるので、代表としてそれぞれA=RRWBBWA=RRWBBW、A=RWBRWBA=RWBRWBを考える。固定した袋Aに対し、hhを1~3回目の一致数、ttを4~6回目の一致数とする。袋Bの最初の3色を、各色が2個を超えない全ての並びについて調べる。各並びの後には、袋Bに残った色をそのまま並べた列だけが続き、その尾部の並べ方を数えて(h,t)(h,t)ごとに集計すると次の通りである。A=RRWBBW, h\t0123計0101250271121782392588021302013計273921390A=RWBRWB, h\t0123計0101262301121563362666018323016計303618690\begin{array}{c|rrrr|r}A=RRWBBW,\ h\backslash t&0&1&2&3&計\\\hline0&10&12&5&0&27\\1&12&17&8&2&39\\2&5&8&8&0&21\\3&0&2&0&1&3\\\hline \text{計}&27&39&21&3&90\end{array}\qquad\begin{array}{c|rrrr|r}A=RWBRWB,\ h\backslash t&0&1&2&3&計\\\hline0&10&12&6&2&30\\1&12&15&6&3&36\\2&6&6&6&0&18\\3&2&3&0&1&6\\\hline \text{計}&30&36&18&6&90\end{array}したがって、前半に少なくとも1度一致する袋Bの列数はそれぞれ90−27=6390-27=63、90−30=6090-30=60である。また、一致が合計2度で前半にも一致がある袋Bの列数は、それぞれ(h,t)=(1,1),(2,0)(h,t)=(1,1),(2,0)の場合を合わせて17+5=2217+5=22、15+6=2115+6=21である。よって全ての袋A・袋Bの列のうち条件を満たすものの比は54⋅22+36⋅2154⋅63+36⋅60=19445562=36103.\displaystyle \frac{54\cdot22+36\cdot21}{54\cdot63+36\cdot60}=\frac{1944}{5562}=\frac{36}{103}.

この問題で使う考え方

  • 条件付き確率
  • 色列の分類

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