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東京医科大学/2021年度/一般

東京医科大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

東京医科大学2021年度第4問

四次方程式 x4+11x3+31x2+11x+1=0(*)x^{4}+11x^{3}+31x^{2}+11x+1=0\tag{*} について考える。x=0x=0 は解ではないので, 解 xx に対して y=x+1x\displaystyle y=x+\frac{1}{x} とおくと等式 y2+アイy+ウエ=0y^{2}+\boxed{\text{アイ}}y+\boxed{\text{ウエ}}=0 が成立する。四次方程式(*)の四つの解を α,β,γ,δ\alpha,\beta,\gamma,\delta とすると 1α+1β+1γ+1δ=オカキ\displaystyle \frac{1}{\alpha}+\frac{1}{\beta}+\frac{1}{\gamma}+\frac{1}{\delta}=\boxed{\text{オカキ}} であり, α2+β2+γ2+δ2=クケ\alpha^{2}+\beta^{2}+\gamma^{2}+\delta^{2}=\boxed{\text{クケ}} であり, α3+β3+γ3+δ3=コサシス\alpha^{3}+\beta^{3}+\gamma^{3}+\delta^{3}=\boxed{\text{コサシス}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • アイ=11,ウエ=29,1α+1β+1γ+1δ=−11,α2+β2+γ2+δ2=59,α3+β3+γ3+δ3=−341\displaystyle \boxed{\text{アイ}=11,\quad \text{ウエ}=29,\quad \frac1\alpha+\frac1\beta+\frac1\gamma+\frac1\delta=-11,\quad \alpha^2+\beta^2+\gamma^2+\delta^2=59,\quad \alpha^3+\beta^3+\gamma^3+\delta^3=-341}

3解答

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東京医科大学 2021年度 第4問

問題ID: MM-46546443605b-Q4

x≠0x\neq0 なので、方程式を x2x^2 で割ると x2+11x+31+11x+1x2=0.\displaystyle x^2+11x+31+\frac{11}{x}+\frac{1}{x^2}=0. y=x+1x\displaystyle y=x+\frac1x とおくと x2+1x2=y2−2\displaystyle x^2+\frac1{x^2}=y^2-2 だから y2+11y+29=0.y^2+11y+29=0. 従って空欄は アイ=11, ウエ=29\text{アイ}=11,\ \text{ウエ}=29。

この二次方程式の2根を y1,y2y_1,y_2 とすると、解と係数の関係より y1+y2=−11,y1y2=29.y_1+y_2=-11,\qquad y_1y_2=29. また、 (x2−y1x+1)(x2−y2x+1)=x4−(y1+y2)x3+(y1y2+2)x2−(y1+y2)x+1=x4+11x3+31x2+11x+1.\begin{aligned} (x^2-y_1x+1)(x^2-y_2x+1) &=x^4-(y_1+y_2)x^3+(y_1y_2+2)x^2\\ &\quad -(y_1+y_2)x+1\\ &=x^4+11x^3+31x^2+11x+1. \end{aligned} よって四つの解は、yiy_i を根にもつ二次方程式 x2−yix+1=0x^2-y_i x+1=0 の2根ずつに分かれる。各組の根を u,vu,v とすれば、解と係数の関係から u+v=yi, uv=1u+v=y_i,\ uv=1。

まず各組について 1u+1v=u+vuv=yi\displaystyle \frac1u+\frac1v=\frac{u+v}{uv}=y_i なので、四つの解の逆数の和は y1+y2=−11.y_1+y_2=-11.

二乗和は各組について u2+v2=(u+v)2−2uv=yi2−2u^2+v^2=(u+v)^2-2uv=y_i^2-2 だから α2+β2+γ2+δ2=y12+y22−4=(y1+y2)2−2y1y2−4=121−58−4=59.\begin{aligned} \alpha^2+\beta^2+\gamma^2+\delta^2 &=y_1^2+y_2^2-4\\ &=(y_1+y_2)^2-2y_1y_2-4\\ &=121-58-4=59. \end{aligned}

三乗和は各組について u3+v3=(u+v)3−3uv(u+v)=yi3−3yi.u^3+v^3=(u+v)^3-3uv(u+v)=y_i^3-3y_i. さらに y13+y23=(y1+y2)3−3y1y2(y1+y2)=−1331+957=−374.y_1^3+y_2^3=(y_1+y_2)^3-3y_1y_2(y_1+y_2) =-1331+957=-374. 従って α3+β3+γ3+δ3=(y13+y23)−3(y1+y2)=−374+33=−341.\alpha^3+\beta^3+\gamma^3+\delta^3 =(y_1^3+y_2^3)-3(y_1+y_2) =-374+33=-341.

最終答案

アイ=11,ウエ=29,1α+1β+1γ+1δ=−11,α2+β2+γ2+δ2=59,α3+β3+γ3+δ3=−341\displaystyle \boxed{\text{アイ}=11,\quad \text{ウエ}=29,\quad \frac1\alpha+\frac1\beta+\frac1\gamma+\frac1\delta=-11,\quad \alpha^2+\beta^2+\gamma^2+\delta^2=59,\quad \alpha^3+\beta^3+\gamma^3+\delta^3=-341}

使用解法

y=x+1/xy=x+1/x による変形、二次方程式の解と係数の関係、根の組ごとの二乗和・三乗和の恒等式を用いた。

issues

なし。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 解と係数の関係
  • 三次の乗法・因数分解公式

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