本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

東京大学/2013年度

東京大学 2013年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

東京大学2013年度第4問

△ABC において ∠\angle BAC=90^{∘\circ},|AB→\overrightarrow{AB}|=1,|AC→\overrightarrow{AC}|=3\sqrt{3} とする。△ABC の内部の点 P が

PA→∣PA→∣+PB→∣PB→∣+PC→∣PC→∣=0→\displaystyle \frac{\overrightarrow{PA}}{|\overrightarrow{PA}|}+\frac{\overrightarrow{PB}}{|\overrightarrow{PB}|}+\frac{\overrightarrow{PC}}{|\overrightarrow{PC}|}=\overrightarrow{0}

を満たすとする。

(1) ∠\angle APB,∠\angle APC を求めよ。

(2) |PA→\overrightarrow{PA}|,|PB→\overrightarrow{PB}|,|PC→\overrightarrow{PC}| を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

単位ベクトルの内積で角度を決め、余弦定理と距離の和で長さを解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)∠APB=120∘,∠APC=120∘.(1)\quad \angle APB=120^\circ,\quad \angle APC=120^\circ.
    (2)∣PA→∣=17,∣PB→∣=27,∣PC→∣=47.\displaystyle (2)\quad |\overrightarrow{PA}|=\frac1{\sqrt7},\quad |\overrightarrow{PB}|=\frac2{\sqrt7},\quad |\overrightarrow{PC}|=\frac4{\sqrt7}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) u=PA→/∣PA→∣\mathbf u=\overrightarrow{PA}/|\overrightarrow{PA}|, v=PB→/∣PB→∣\mathbf v=\overrightarrow{PB}/|\overrightarrow{PB}|, w=PC→/∣PC→∣\mathbf w=\overrightarrow{PC}/|\overrightarrow{PC}| とおくと、いずれも長さ1で u+v+w=0\mathbf u+\mathbf v+\mathbf w=\mathbf0。よって 1=∣u+v∣2=2+2u⋅v1=|\mathbf u+\mathbf v|^2=2+2\mathbf u\cdot\mathbf v から u⋅v=−1/2\mathbf u\cdot\mathbf v=-1/2。同様に u⋅w=v⋅w=−1/2\mathbf u\cdot\mathbf w=\mathbf v\cdot\mathbf w=-1/2 である。したがって3方向のなす角はいずれも 120∘120^\circ、特に ∠APB=∠APC=120∘\angle APB=\angle APC=120^\circ。 (2) p=∣PA→∣p=|\overrightarrow{PA}|、q=∣PB→∣q=|\overrightarrow{PB}|、r=∣PC→∣r=|\overrightarrow{PC}| とおく。∠BAC=90∘\angle BAC=90^\circ より ∣BC∣2=∣AB∣2+∣AC∣2=4|BC|^2=|AB|^2+|AC|^2=4。余弦定理を三角形 PAB,PAC,PBCPAB,PAC,PBC に用いると p2+q2+pq=1,p2+r2+pr=3,q2+r2+qr=4.p^2+q^2+pq=1,\qquad p^2+r^2+pr=3,\qquad q^2+r^2+qr=4. S=p+q+rS=p+q+r とおく。第3式から第1式を引くと (r−p)S=3(r-p)S=3、第2式から第1式を引くと (r−q)S=2(r-q)S=2。したがって q−p=1/Sq-p=1/S、r−p=3/Sr-p=3/S。これらと S=p+q+rS=p+q+r から p=S−4/S3,q=S−1/S3,r=S+5/S3.\displaystyle p=\frac{S-4/S}{3},\qquad q=\frac{S-1/S}{3},\qquad r=\frac{S+5/S}{3}. p>0p>0 なので u=S2>4u=S^2>4。第1式に p,qp,q を代入すると 1=p2+q2+pq=u2−5u+73u,(u−1)(u−7)=0.\displaystyle 1=p^2+q^2+pq=\frac{u^2-5u+7}{3u},\qquad (u-1)(u-7)=0. よって u=7u=7。したがって p=1/7p=1/\sqrt7、q=2/7q=2/\sqrt7、r=4/7r=4/\sqrt7。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 余弦定理

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。