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鳥取大学/2010年度/前期

鳥取大学 2010年 数学 第II問解答・解説

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1問題

鳥取大学2010年度第II問

定積分 In=∫1e(log⁡x)n dx\displaystyle I_n=\int_{1}^{e}(\log x)^n\,dx について,次の問いに答えよ。ただし,nn は自然数,ee は自然対数の底とする。

(1) 関数 f(x)=x(log⁡x)nf(x)=x(\log x)^n の導関数を求めよ。

(2) I1I_1 を求めよ。

(3) InI_n と In+1I_{n+1} の間に成立する関係式を求めよ。

(4) (3)で求めた関係式を用いて I4I_4 を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)f′(x)=(log⁡x)n+n(log⁡x)n−1(1) f'(x)=(\log x)^n+n(\log x)^{n-1}。 (2)I1=1(2) I_1=1。 (3)In+1+(n+1)In=e(3) I_{n+1}+(n+1)I_n=e(すなわち In+1=e−(n+1)InI_{n+1}=e-(n+1)I_n)。 (4)I4=9e−24(4) I_4=9e-24。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x>0x>0 で (log⁡x)′=1/x(\log x)'=1/x だから、積の微分法と合成関数の微分法より f′(x)=(log⁡x)n+x⋅n(log⁡x)n−1⋅1x=(log⁡x)n+n(log⁡x)n−1.\displaystyle \begin{aligned} f'(x)&=(\log x)^n+x\cdot n(\log x)^{n-1}\cdot\frac1x\\ &=(\log x)^n+n(\log x)^{n-1}. \end{aligned}

(2) 部分積分法により I1=∫1elog⁡x dx=[xlog⁡x]1e−∫1ex⋅1x dx=e−(e−1)=1.\displaystyle \begin{aligned} I_1&=\int_1^e\log x\,dx\\ &=[x\log x]_1^e-\int_1^e x\cdot\frac1x\,dx\\ &=e-(e-1)=1. \end{aligned}

(3) (1)の n+1n+1 に対する式を 1 から ee まで積分すると [x(log⁡x)n+1]1e=∫1e{(log⁡x)n+1+(n+1)(log⁡x)n} dx=In+1+(n+1)In.\displaystyle \begin{aligned} [x(\log x)^{n+1}]_1^e&=\int_1^e\{(\log x)^{n+1}+(n+1)(\log x)^n\}\,dx\\ &=I_{n+1}+(n+1)I_n. \end{aligned} ここで log⁡e=1,log⁡1=0\log e=1, \log1=0 より左辺は ee である。したがって In+1+(n+1)In=e,In+1=e−(n+1)In.I_{n+1}+(n+1)I_n=e,\qquad I_{n+1}=e-(n+1)I_n.

(4) この関係式と I1=1I_1=1 から I2=e−2I1=e−2,I3=e−3I2=e−3(e−2)=6−2e,I4=e−4I3=e−4(6−2e)=9e−24.\begin{aligned} I_2&=e-2I_1=e-2,\\ I_3&=e-3I_2=e-3(e-2)=6-2e,\\ I_4&=e-4I_3=e-4(6-2e)=9e-24. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 積の微分
  • 部分積分
  • 漸化式

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