本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

和歌山県立医科大学/2016年度/前期

和歌山県立医科大学 2016年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

和歌山県立医科大学2016年度第4問

(1) 異なる複素数 α,β\alpha,\beta に対して,z−αz−β\displaystyle \frac{z-\alpha}{z-\beta} が純虚数となるような zz は,複素数平面上でどのような図形を描くか。

(2) 2次方程式 x2−2x+4=0x^{2}-2x+4=0 の解を α,β\alpha,\beta とする。ただし,α\alpha の虚部は正であるとする。等式 arg⁡z−α2z−β2=π2\displaystyle \arg\frac{z-\alpha^{2}}{z-\beta^{2}}=\frac{\pi}{2} をみたす zz が,複素数平面上で描く図形を図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    αβを直径とする円周(βを除く。純虚数を非零とする通常の定義ではαも除く)
  • (2)
    (x+2)2+y2=12(x+2)^2+y^2=12 のうち x<−2x<-2 の部分。両端 (−2,±23)(-2,\pm2\sqrt3) は除く。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) z−αz-\alpha と z−βz-\beta は、複素平面でそれぞれ点 α,β\alpha,\beta から zz へ向かうベクトルを表す。比が純虚数なら両ベクトルは垂直なので、タレスの定理より zz は線分 αβ\alpha\beta を直径とする円周上にある。比が定義されない z=βz=\beta は除き、純虚数を0でない数とする通常の定義では z=αz=\alpha も除く。 (2) 解の公式から α=1+3i,β=1−3i,\alpha=1+\sqrt3i,\qquad\beta=1-\sqrt3i, したがって α2=−2+23i,β2=−2−23i.\alpha^2=-2+2\sqrt3i,\qquad\beta^2=-2-2\sqrt3i. z=x+yiz=x+yi として比を有理化すると、実部が0である条件は (x+2)2+y2=12.(x+2)^2+y^2=12. 比の虚部は −43(x+2)∣z−β2∣2\displaystyle \frac{-4\sqrt3(x+2)}{|z-\beta^2|^2}。偏角が π/2\pi/2 となるには虚部が正なので、求める図形は (x+2)2+y2=12,x<−2,(x+2)^2+y^2=12,\qquad x< -2, ただし端点 (−2,±23)(-2,\pm2\sqrt3) を除く。

(1) z−αz-\alphaとz−βz-\betaは、それぞれ複素平面でα\alphaからzz、β\betaからzzへのベクトルを表す。比 z−αz−β\displaystyle \frac{z-\alpha}{z-\beta}が純虚数なら二つのベクトルは垂直だから、タレスの定理よりzzはαβ\alpha\betaを直径とする円周上にある。z=βz=\betaでは比が定義されず、純虚数を0でないものとする通常の定義ではz=αz=\alphaも除く。 (2) 解の公式からα=1+3i\alpha=1+\sqrt3i、β=1−3i\beta=1-\sqrt3i。二乗してA=α2=(−2,23)A=\alpha^2=(-2,2\sqrt3)、B=β2=(−2,−23)B=\beta^2=(-2,-2\sqrt3)。z=x+yiz=x+yiとして分数の分母を有理化すると、実部が0となる条件は(x+2)2+y2=12(x+2)^2+y^2=12、虚部の符号は−(x+2)-(x+2)の符号と一致する。偏角がπ/2\pi/2となるには虚部が正なのでx<−2x<-2。従って円の左半円を描き、z=A,Bz=A,Bでは分数が0または未定義になるので両端を除く。

(2)の軌跡。白丸の2点は含まない。

複素数平面。横軸は実部x、縦軸は虚部y。中心(-2,0)、半径2√3の円周のうちx<-2の左半円を青い実線で示す。上端α²=(-2,2√3)と下端β²=(-2,-2√3)は白丸で除外。破線の直径は補助線。

この問題で使う考え方

  • 複素数の偏角
  • 共役・絶対値
  • タレスの定理

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。