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和歌山県立医科大学/2019年度/前期

和歌山県立医科大学 2019年 数学 第1問解答・解説

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1問題

和歌山県立医科大学2019年度第1問

(1) xy+2=3(x−y)xy+2=3(x-y) をみたす整数 x,yx,y の組をすべて求めよ。

(2) xy+456=789(x−y)xy+456=789(x-y) をみたす整数 x,yx,y で,それらの差が10以下となる組をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (x,y)=(−14,4),(−4,14),(−2,−8),(8,2)\space{}(x,y)=(-14,4),(-4,14),(-2,-8),(8,2)\quad(2) (x,y)=(−50,−54),(54,50)\space{}(x,y)=(-50,-54),(54,50)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各式を整数の積の条件に直して解く。

(1)  xy+2=3(x−y)xy+2=3(x-y) よりxy−3x+3y+2=0,(x+3)(y−3)=−11.xy-3x+3y+2=0,\qquad (x+3)(y-3)=-11.ここで x+3,y−3x+3,y-3 は整数であり、積が −11-11 なので(x+3,y−3)=(−11,1),(−1,11),(1,−11),(11,−1).(x+3,y-3)=(-11,1),(-1,11),(1,-11),(11,-1).したがって(x,y)=(−14,4),(−4,14),(−2,−8),(8,2).(x,y)=(-14,4),(-4,14),(-2,-8),(8,2).実際、最初の2組では xy+2=3(x−y)=−54xy+2=3(x-y)=-54、後の2組では xy+2=3(x−y)=18xy+2=3(x-y)=18 となる。積が −11-11 となる整数因数対をすべて挙げたので、これ以外に解はない。

(2)  差は ∣x−y∣|x-y| とする。u=x+789, v=y−789u=x+789,\ v=y-789 とおくと、与式はxy−789x+789y+456=0,uv=xy−789x+789y−7892=−622977xy-789x+789y+456=0,\qquad uv=xy-789x+789y-789^2=-622977となる。また x−y=u−v−1578x-y=u-v-1578 である。uv<0uv<0 であるから u,vu,v は異符号である。もし u<0<vu<0<v なら x−y<−1578x-y<-1578 となって条件に反するので、u>0>vu>0>v である。そこで p=u, q=−vp=u,\ q=-v とおくと、p,qp,q は正の整数でpq=622977,s:=p+q=x−y+1578,1568≦s≦1588.pq=622977,\qquad s:=p+q=x-y+1578,\qquad 1568\leq s\leq1588.さらに (p−q)2=s2−4pq=s2−2491908≧0(p-q)^2=s^2-4pq=s^2-2491908\geq0 だから、s≦1578s\leq1578 では s2≦15782=2490084<2491908s^2\leq1578^2=2490084<2491908 となり不可能である。よって 1579≦s≦15881579\leq s\leq1588。この範囲で平方数となる場合を調べるとss2−2491908平方数との比較15791333362<1333<37215804492672<4492<68215817653872<7653<8821582108161042=108161583139811182<13981<11921584171481302<17148<13121585203171422<20317<14321586234881532<23488<15421587266611632<26661<16421588298361722<29836<1732\begin{array}{c|r|l}s&s^2-2491908&\text{平方数との比較}\\\hline1579&1333&36^2<1333<37^2\\1580&4492&67^2<4492<68^2\\1581&7653&87^2<7653<88^2\\1582&10816&104^2=10816\\1583&13981&118^2<13981<119^2\\1584&17148&130^2<17148<131^2\\1585&20317&142^2<20317<143^2\\1586&23488&153^2<23488<154^2\\1587&26661&163^2<26661<164^2\\1588&29836&172^2<29836<173^2\end{array}したがって s=1582s=1582 であり、(p−q)2=1042(p-q)^2=104^2 より (p,q)=(843,739),(739,843)(p,q)=(843,739),(739,843)。前者から (x,y)=(p−789,789−q)=(54,50)(x,y)=(p-789,789-q)=(54,50)、後者から (x,y)=(−50,−54)(x,y)=(-50,-54) を得る。どちらも ∣x−y∣=4≦10|x-y|=4\leq10 で、xy+456=3156=789(x−y)xy+456=3156=789(x-y) を満たす。平方数となる場合を尽くしたので、これらがすべてである。

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