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和歌山県立医科大学/2021年度/前期

和歌山県立医科大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

和歌山県立医科大学2021年度第4問

関数f(x)=1900000(x−100)3−16000(x−100)2+3\displaystyle f(x)=\frac{1}{900000}(x-100)^{3}-\frac{1}{6000}(x-100)^{2}+3を考える。自然数 nn に対して,曲線 y=f(x)y=f(x),xx 軸,yy 軸と直線 x=nx=n で囲まれた領域内にある点で,各座標が自然数であるものの個数を N(n)N(n) とする。ただし,領域は境界を含むものとする。

(1) f(0)f(0),f(250)f(250),f(290)f(290) の値を求めよ。ただし,それらが整数でないときは小数第1位まで求めよ。

(2) 0≦x≦2900\leq x\leq 290 における f(x)f(x) の増減表を作成し,グラフをかけ。

(3) f(12)f(12),f(13)f(13) の値を求めよ。ただし,それらが整数でないときは小数第1位まで求めよ。さらに,N(13)N(13) を求めよ。

(4) f(278)f(278) の値を求めよ。ただし,それが整数でないときは小数第1位まで求めよ。

(5) N(n)−N(250)≧100N(n)-N(250)\geq 100 となる最小の nn を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) f(0)=0.2, f(250)=3, f(290)=4.6\quad f(0)=0.2,\space{}f(250)=3,\space{}f(290)=4.6\quad / (2) 0≦x≦100\quad 0\le x\le100\quad で増加、100≦x≦200\quad 100\le x\le200\quad で減少、200≦x≦290\quad 200\le x\le290\quad で増加。極大値は 3\quad 3\quad 、極小値は 229\displaystyle \quad \frac{22}{9}\quad / (3) f(12)=1.0, f(13)=1.0, N(13)=1\quad f(12)=1.0,\space{}f(13)=1.0,\space{}N(13)=1\quad / (4) f(278)=4.0\quad f(278)=4.0\quad / (5) n=282\quad n=282

3解答

解答を見る途中式つきの解答

関数を f(x)=3+(x−100)2(x−250)900000\displaystyle f(x)=3+\frac{(x-100)^2(x-250)}{900000} と変形しておく。

(1) 代入すると f(0)=3+10000(−250)900000=29=0.222…,f(250)=3,\displaystyle f(0)=3+\frac{10000(-250)}{900000}=\frac29=0.222\ldots, \qquad f(250)=3, f(290)=3+36100⋅40900000=1036225=4.604….\displaystyle f(290)=3+\frac{36100\cdot40}{900000} =\frac{1036}{225}=4.604\ldots. したがって指定された丸めでは f(0)=0.2, f(250)=3, f(290)=4.6f(0)=0.2,\ f(250)=3,\ f(290)=4.6 である。

(2) 導関数は f′(x)=(x−100)(x−200)300000.\displaystyle f'(x)=\frac{(x-100)(x-200)}{300000}. よって 0≦x<1000\le x<100 と 200<x≦290200<x\le290 で f′(x)>0f'(x)>0、100<x<200100<x<200 で f′(x)<0f'(x)<0 である。また f(100)=3,f(200)=3+10000(−50)900000=229.\displaystyle f(100)=3,\qquad f(200)=3+\frac{10000(-50)}{900000}=\frac{22}{9}. 増減表は x0100200290f′(x)+0−0+f(x)29↗3↘229↗1036225\displaystyle \begin{array}{c|ccccccc} x&0&&100&&200&&290\\ \hline f'(x)&&+&0&-&0&+&\\ \hline f(x)&\frac29&\nearrow&3&\searrow&\frac{22}{9}&\nearrow&\frac{1036}{225} \end{array} となる。したがってグラフは (0,29)\displaystyle (0,\frac29) から (100,3)(100,3) まで上昇し、そこから (200,229)\displaystyle (200,\frac{22}{9}) まで下降した後、(290,1036225)\displaystyle (290,\frac{1036}{225}) まで上昇する概形である。途中で (250,3)(250,3) を通り、x=200x=200 における極小値は 22/9>022/9>0 であり、端点の値も正なので、この区間では xx 軸と交わらない。この増減表と示した点を座標平面に滑らかに結べばグラフが得られる。

x軸・y軸(原点O、y軸に目盛り1〜4)の座標平面に、青い曲線y=f(x)(0≦x≦290)を描く。曲線はy軸上の点2/9から上昇して(100, 3)で極大、(200, 22/9)まで下降して極小をとり、(250, 3)を通って右端(290, 1036/225)まで上昇する。5点を黒点で示し、x=100、200、250、290の点からx軸へ破線を下ろして軸上に各値を記す。(250, 3)のラベルは点の左上に置く。

(3) 因数分解した式に代入して f(12)=3+(−88)2(−238)900000=2677928125=0.952142…,\displaystyle f(12)=3+\frac{(-88)^2(-238)}{900000} =\frac{26779}{28125}=0.952142\ldots, f(13)=3+(−87)2(−237)900000=100683100000=1.00683.\displaystyle f(13)=3+\frac{(-87)^2(-237)}{900000} =\frac{100683}{100000}=1.00683. したがって指定された丸めではどちらも 1.01.0 である。0≦x≦1000\le x\le100 で増加するから、整数 k=1,…,12k=1,\ldots,12 に対して f(k)≦f(12)<1f(k)\le f(12)<1 であり、これらの xx では正の整数 y≦f(k)y\le f(k) はない。一方、1<f(13)<21<f(13)<2 なので x=13x=13 では y=1y=1 のみが該当する。よって N(13)=1N(13)=1。

(4) f(278)=3+1782⋅28900000=22419756250=3.985724…\displaystyle f(278)=3+\frac{178^2\cdot28}{900000} =\frac{224197}{56250}=3.985724\ldots であるから、指定された丸めでは f(278)=4.0f(278)=4.0 である。

(5) kk が整数のとき、x=kx=k に対する点は 1≦y≦f(k)1\le y\le f(k) を満たす正の整数 yy であり、その個数は f(k)>0f(k)>0 の範囲で ⌊f(k)⌋\lfloor f(k)\rfloor 個である。したがって n≧251n\ge251 では N(n)−N(250)=∑k=251n⌊f(k)⌋.\displaystyle N(n)-N(250)=\sum\limits _{k=251}^{n}\lfloor f(k)\rfloor. x>200x>200 では ff は増加する。さらに 3<f(251)≦f(k)≦f(278)=3.985724…<4(251≦k≦278)3<f(251)\le f(k)\le f(278)=3.985724\ldots<4 \quad(251\le k\le278) だから、この区間では各 kk の寄与は 33 個であり、合計は 28⋅3=8428\cdot3=84 個である。また 4<f(279)=4.032432…≦f(k)≦f(282)=4.177742…<5(279≦k≦282)4<f(279)=4.032432\ldots\le f(k)\le f(282)=4.177742\ldots<5 \quad(279\le k\le282) なので、この区間では各 kk の寄与は 44 個である。従って n=281n=281 では差は 84+3⋅4=9684+3\cdot4=96、n=282n=282 では 84+4⋅4=10084+4\cdot4=100 となる。n≦250n\le250 では差は 00 以下であり、251≦n≦281251\le n\le281 での差も 100100 未満だから、条件を満たす最小の自然数は 282282 である。

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