和歌山県立医科大学/2023年度/前期
和歌山県立医科大学 2023年 数学 第2問解答・解説
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1問題
平面において方程式 が表す直線を とする。
(1) 上にない格子点と との距離の最小値を求めよ。ただし,格子点とは 平面上の点で 座標と 座標がともに整数であるものをいう。
(2) (1) の最小値を与える格子点の座標 の中で, が最小となるものを求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
点と直線の距離を直線の左辺の値で表し、その整数値の最小の非零絶対値を互除法で実現する。最小値を与える全整数解を表し、絶対値和を整数パラメータで場合分けして最小化する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
直線 の法線方向は である。格子点 から に下ろした垂線の足を とすると、ある実数 を用いて と表せる。 は 上にあるから であり、したがって である。また なので、 となる。
(1) 格子点では は整数であり、 が 上にないときはこの整数は でない。よって である。一方、互除法により であり、逆にたどると を得る。したがって格子点 では となり、この点は 上になく、上の下限を達成する。よって求める最小距離は である。
(2) (1)の最小距離を与える格子点は または を満たす点である。まず右辺が の場合、特解 を引くと となる。 と は互いに素なので、 は を割り切る。よってある整数 に対して である。 のとき だから であり、等号は のときに限る。 のとき だから である。したがって右辺が の場合は で絶対値和が最小になる。右辺が の場合の解はこれらの点の符号を反転したものなので、同じ最小値を与える点は である。以上より求める座標は である。
この問題で使う考え方
- 座標による距離
- 直線の方程式
- 約数・倍数
- ユークリッドの互除法
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