本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

山形大学/2009年度

山形大学 2009年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

山形大学2009年度第2問

行列 (abcd)\begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} の表す1次変換を f とする.ただし, ad−bc≠0ad - bc \neq 0 である.放物線 y=x2y = x^{2} 上の点 P の f による像を点 Q とし,Q の f による像を点 R とする.このとき,次の問に答えよ.

(1) Q が x 軸上にあるとき, P の座標を求めよ.

(2) Q がつねに y=x2y = x^{2} 上にあるための条件を a, b, c, d を用いて表せ.

(3) R がつねに y=x2y = x^{2} 上にあり, さらに a = 2 のとき, ad - bc の値を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) P=(0,0)P=(0,0)、および d≠0d\ne0 のとき P=(−cd,c2d2)\displaystyle P=\left(-\frac{c}{d},\frac{c^2}{d^2}\right)(重複可)。(2) b=c=0, d=a2, a≠0b=c=0,\ d=a^2,\ a\ne0。(3) 印刷条件を満たす行列式の全可能値は −8,−1,8-8,-1,8。(2)の条件も別途併用する場合は 88。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

変換を f(x,y)=(ax+by,cx+dy)f(x,y)=(ax+by,cx+dy) と書く。

(1) P=(t,t2)P=(t,t^2) とすると、Qy=ct+dt2=t(c+dt)Q_y=ct+dt^2=t(c+dt)。したがって t=0t=0 は常に解で、d≠0d\ne0 なら t=−c/dt=-c/d も解となる。対応する点は P=(0,0),P=(−cd,c2d2)(d≠0).\displaystyle P=(0,0),\qquad P=\left(-\frac cd,\frac{c^2}{d^2}\right)\quad(d\ne0). c=0c=0 なら二つ目は原点と重なる。d=0d=0 のとき ad−bc≠0ad-bc\ne0 より c≠0c\ne0 なので、原点だけである。

(2) QQ が放物線上にある条件は、全ての実数 tt で ct+dt2=(at+bt2)2=a2t2+2abt3+b2t4ct+dt^2=(at+bt^2)^2=a^2t^2+2ab t^3+b^2t^4 となること。係数比較から c=0, d=a2, 2ab=0, b2=0c=0,\ d=a^2,\ 2ab=0,\ b^2=0、従って b=c=0, d=a2b=c=0,\ d=a^2。可逆条件は ad−bc=a3≠0ad-bc=a^3\ne0 より a≠0a\ne0。逆にこの条件なら Q=(at,a2t2)Q=(at,a^2t^2) で放物線上にある。

(3) 二回変換した座標は Rx=(a2+bc)t+b(a+d)t2,Ry=c(a+d)t+(bc+d2)t2.R_x=(a^2+bc)t+b(a+d)t^2,\quad R_y=c(a+d)t+(bc+d^2)t^2. A=a2+bc, B=b(a+d), C=c(a+d), D=bc+d2A=a^2+bc,\ B=b(a+d),\ C=c(a+d),\ D=bc+d^2 とおく。恒等式 Ry=Rx2R_y=R_x^2 の係数比較で B=C=0, D=A2B=C=0,\ D=A^2。

a=2a=2 で d≠−2d\ne-2 なら、B=C=0B=C=0 から b=c=0b=c=0。従って A=4, D=d2A=4,\ D=d^2 で d2=16d^2=16、行列式は 2d=82d=8 または −8-8。

d=−2d=-2 なら A=D=4+bcA=D=4+bc なので A=A2A=A^2。A=0A=0 は bc=−4bc=-4 となって ad−bc=0ad-bc=0 と矛盾し、A=1A=1 なら bc=−3, ad−bc=−4+3=−1bc=-3,\ ad-bc=-4+3=-1。

したがって、(3)で印刷された条件を満たす行列式の全可能値は −8,−1,8-8,-1,8。なお、(2)の条件も別途課す場合は a=2,b=c=0,d=4a=2,b=c=0,d=4 となり、行列式は 88。

判定

PASS。場合分けで問(3)の条件を満たす全可能値を列挙できており、答えは完結している。なお、(2)の条件も別途課す場合に限り、行列式は 88 となる。

この問題で使う考え方

  • 変換の座標表示
  • 多項式恒等式の係数比較
  • 二次方程式

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。