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山形大学/2013年度

山形大学 2013年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山形大学2013年度第1問

面積が1である△ABCの辺BC上に点Dがあり,辺CA上に点Eがあり,辺AB上に点Fがある.正の実数x, y, z, wをAF:FB=x:y, BD:DC=y:z, CE:EA=z:wとなるように定める.線分AD, BE, CFが△ABCの内部の点Gで交わるとき,次の問に答えよ.

(1) 三角形の面積の比を用いて, xy⋅yz⋅zw=1\displaystyle \frac{x}{y} \cdot \frac{y}{z} \cdot \frac{z}{w} = 1 となることを示せ.

(2) △AFE\triangle AFE の面積を x, y, z を用いて表せ.

(3) α=xy,β=yz\displaystyle \alpha=\frac{x}{y},\beta=\frac{y}{z} とする.このとき, △DEF\triangle DEF の面積を α,β\alpha,\beta を用いて表せ.

(4) △DEF\triangle DEF の面積が最大となるのは, 点 D, E, F が各辺の中点となるときであることを示せ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) xy⋅yz⋅zw=1\displaystyle \frac{x}{y}\cdot\frac{y}{z}\cdot\frac{z}{w}=1、w=xw=x。(2) [AFE]=x2(x+y)(x+z)\displaystyle \frac{x^2}{(x+y)(x+z)}。(3) [DEF]=2αβ(1+α)(1+β)(1+αβ)\displaystyle \frac{2\alpha\beta}{(1+\alpha)(1+\beta)(1+\alpha\beta)}。(4) 最大14\displaystyle \frac14、D,E,Fが各辺の中点のとき。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

三角形の面積を [XYZ][XYZ] と表す。 (1) Gから各辺への高さを使うと xy=[GAF][GBF],yz=[GBD][GCD],zw=[GCE][GAE].\displaystyle \frac{x}{y}=\frac{[GAF]}{[GBF]},\quad \frac{y}{z}=\frac{[GBD]}{[GCD]},\quad \frac{z}{w}=\frac{[GCE]}{[GAE]}. 左辺の積は xyyzzw=[GAF][GCD][GBD][GAE][GCE][GBF].\displaystyle \frac{x}{y}\frac{y}{z}\frac{z}{w} =\frac{[GAF]}{[GCD]}\frac{[GBD]}{[GAE]}\frac{[GCE]}{[GBF]}. 各比を辺2本と挟角で表す。各挟角はGで交わる2直線の対頂角なので等しく、従って [GAF][GCD]=GA GFGC GD,[GBD][GAE]=GB GDGA GE,[GCE][GBF]=GC GEGB GF.\displaystyle \frac{[GAF]}{[GCD]}=\frac{GA\,GF}{GC\,GD},\quad \frac{[GBD]}{[GAE]}=\frac{GB\,GD}{GA\,GE},\quad \frac{[GCE]}{[GBF]}=\frac{GC\,GE}{GB\,GF}. 右辺の積は1。よって x/w=1x/w=1、すなわち w=xw=x。 (2) 共通する頂点角を持つ三角形の面積比は、隣り合う2辺の比の積である。従って [AFE]=xx+ywz+w[ABC]=x2(x+y)(x+z).\displaystyle [AFE]=\frac{x}{x+y}\frac{w}{z+w}[ABC] =\frac{x^2}{(x+y)(x+z)}. (3) 三角形ABCから3つの隅の三角形を除けば [DEF]=1−x2(x+y)(x+z)−y2(x+y)(y+z)−z2(y+z)(z+x)=2xyz(x+y)(y+z)(z+x).\displaystyle [DEF]=1-\frac{x^2}{(x+y)(x+z)} -\frac{y^2}{(x+y)(y+z)} -\frac{z^2}{(y+z)(z+x)} =\frac{2xyz}{(x+y)(y+z)(z+x)}. α=x/y, β=y/z\alpha=x/y,\ \beta=y/z を代入すると [DEF]=2αβ(1+α)(1+β)(1+αβ).\displaystyle [DEF]=\frac{2\alpha\beta}{(1+\alpha)(1+\beta)(1+\alpha\beta)}. (4) 正のtについて 1+t≧2t1+t\ge2\sqrt t((t−1)2≧0(\sqrt t-1)^2\ge0)なので、分母は 8αβ8\alpha\beta 以上。従って [DEF]≦1/4[DEF]\le1/4。等号は α=β=1\alpha=\beta=1 のときに限る。これと w=xw=x より x=y=z=wx=y=z=w、つまりD,E,Fは各辺の中点であり、このとき実際に面積は 1/41/4。

この問題で使う考え方

  • 三角形の面積比
  • 共点と線分比
  • 相加相乗不等式

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