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山口大学/2001年度/前期

山口大学 2001年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山口大学2001年度第1問配点 50点

m>0m>0 とします。また直線 y=x−my=x-m と放物線 y=x(1−x)y=x(1-x) の2交点の間の距離を ℓ(m)\ell(m) とします。

(1) ℓ(m)\ell(m) を求めなさい。

(2) 関数 f(x)f(x) は偶関数で,x≧0x\geq0 で増加であり,f(0)=0f(0)=0 をみたすとします。また曲線 y=f(x)y=f(x) と直線 y=my=m は m>0m>0 のとき,つねに2点で交わり,2交点の間の距離は ℓ(m)\ell(m) と等しいとします。このとき f(x)f(x) を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ℓ(m)=22m\ell(m)=2\sqrt{2m}。 (2) f(x)=x22\displaystyle f(x)=\frac{x^2}{2}(すべての実数xx)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 直線 y=x−my=x-m と放物線 y=x(1−x)y=x(1-x) の交点のxx座標をxxとすると、 x−m=x(1−x)すなわちx2=m.x-m=x(1-x)\text{すなわち} x^2=m. m>0m>0より x=±mx=\pm\sqrt m であるから、交点は P+=(m,m−m),P−=(−m,−m−m)P_+=(\sqrt m,\sqrt m-m), P_-=(-\sqrt m,-\sqrt m-m) である。したがって、 ℓ(m)=(2m)2+(2m)2=22m.\ell(m)=\sqrt{(2\sqrt m)^2+(2\sqrt m)^2}=2\sqrt{2m}.

(2) m>0m>0を任意にとる。ffは偶関数なので、f(x)=mf(x)=mの解はxxと−x-xが対になって現れる。また f(0)=0≠mf(0)=0\ne m であり、交点はちょうど2点だから、そのxx座標は am,−am(am>0)a_m,-a_m (a_m>0) である。両点は同じ高さmmにあるので、その距離は2am2a_m。条件と(1)より、 2am=ℓ(m)=22mよりam=2m.2a_m=\ell(m)=2\sqrt{2m}\quad\text{より}\quad a_m=\sqrt{2m}. よって f(2m)=mf(\sqrt{2m})=m。任意のt>0t>0に対して m=t2/2m=t^2/2 とおけば 2m=t\sqrt{2m}=t だから、f(t)=t2/2f(t)=t^2/2となる。さらに f(0)=0f(0)=0かつ偶関数であることから、すべての実数xxについて f(x)=x22.\displaystyle f(x)=\frac{x^2}{2}. この関数は偶関数で f(0)=0f(0)=0。また 0≦u<v0\le u<v なら v2−u2=(v−u)(v+u)>0v^2-u^2=(v-u)(v+u)>0 より f(u)<f(v)f(u)<f(v) である。f(x)=m(m>0)f(x)=m (m>0) の解は x=±2mx=\pm\sqrt{2m} で、その2点間の距離は 22m=ℓ(m)2\sqrt{2m}=\ell(m)。したがって、求めた関数は条件を満たす。

この問題で使う考え方

  • 交点
  • 偶関数
  • 変数の置き換え

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