山口大学/2010年度/前期
山口大学 2010年 数学 第2問解答・解説
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1問題
次の初項と漸化式で定まる数列 を考える。 ここで、 は自然対数の底で、 である。このとき、次の問いに答えなさい。 (1) すべての自然数 について が成り立つことを示しなさい。 (2) 方程式 はただ1つの実数解をもつことと、その解は と1の間にあることを示しなさい。 (3) 関数 に平均値の定理を用いることによって、次の不等式が成り立つことを示しなさい。 と1との間の任意の実数 について、 (4) 数列 は、方程式 の実数解に収束することを示しなさい。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
解答(収束部分の高校範囲での証明) (1) は範囲内。 なら,指数関数の単調性から 。仮定 より なので,帰納的に 。
(2) とおくと だから、 ならば が成り立つ。()であり,。中間値の定理とこの減少の性質から の範囲にただ1つの零点 がある。区間外にも根はなく, は全実数上で異なる2点では同じ値をとらないから実根はこれだけ。
(3) 平均値の定理より,, に対しある が両者の間にあり,
(4) とおく。(2)より かつ であり,(1)より各 であるから,(3)の評価を に用いると これを繰り返せば 。 より右辺は で に近づくので,。これは数列の収束定理を別に用いず,求める収束を直接示している。
この問題で使う考え方
- 数学的帰納法
- 単調性と中間値の定理
- 縮小評価・Cauchy列
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