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山口大学/2011年度/前期

山口大学 2011年 数学 第1問解答・解説

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1問題

山口大学2011年度第1問配点 50点

2つの関数 y=ax2+b, y=∣(x−1)(x+1)∣y=ax^2+b,\ y=|(x-1)(x+1)| のグラフが共有点をもつための必要十分条件を a,ba,b を用いて表し,点 (a,b)(a,b) の存在する領域を座標平面上に図示しなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

t=x²≧0で置き換えると二つの関数の共有点は区分一次関数F(t)の零点存在問題になる。0≦t≦1の端点符号条件とt≧1の傾きの符号を場合分けし、条件を(a,b)平面の領域に整理する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 共有点条件: {b≧1(a≦−1),b≧−a(−1≦a<1),−1≦b≦1(a=1),b≦1(a>1).\quad \begin{cases} b\ge1 &(a\le-1),\\ b\ge-a &(-1\le a<1),\\ -1\le b\le1 &(a=1),\\ b\le1 &(a>1). \end{cases}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

置換 t=x^2 とおくと t≧0t\ge0 であり、共有点条件は、ある t≧0t\ge0 に対し at+b=∣t−1∣at+b=|t-1| が成り立つことである。差を F(t)=at+b−∣t−1∣={(a+1)t+b−1(0≦t≦1),(a−1)t+b+1(t≧1)F(t)=at+b-|t-1| =\begin{cases} (a+1)t+b-1 &(0\le t\le1),\\ (a-1)t+b+1 &(t\ge1) \end{cases} とおく。 0≦t≦10\leq t\leq1 の範囲では FF は一次関数で、端点値は F(0)=b−1, F(1)=a+bF(0)=b-1,\ F(1)=a+b。したがってこの区間に零点がある必要十分条件は (b−1)(a+b)≦0.(b-1)(a+b)\le0. t≧1t\geq1 の範囲では F(1)=a+bF(1)=a+b、傾きは a−1a-1 である。よって、a<1a<1 なら零点がある条件は a+b≧0a+b\ge0、a>1a>1 なら a+b≦0a+b\le0。a=1a=1 では F(t)=b+1F(t)=b+1 なので b=−1b=-1 のときに限り零点をもつ。 以上の条件を合わせる。a≦−1a\le-1 では全体の条件は b≧1b\ge1。−1≦a<1-1\le a<1 では b≧−ab\ge-a。a=1a=1 では −1≦b≦1-1\le b\le1。a>1a>1 では b≦1b\le1。従って必要十分条件は {b≧1(a≦−1),b≧−a(−1≦a<1),−1≦b≦1(a=1),b≦1(a>1).\boxed{ \begin{cases} b\ge1 &(a\le-1),\\ b\ge-a &(-1\le a<1),\\ -1\le b\le1 &(a=1),\\ b\le1 &(a>1). \end{cases}} 境界 a=−1a=-1 の2表示はともに b≧1b\ge1 を与える。図の塗りつぶし部分が求める領域である。a=1a=1 では −1≦b≦1-1\le b\le1 の縦線分だけが含まれ、その上下の縦線は含まれない。

この問題で使う考え方

  • 命題と必要十分条件
  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次方程式とグラフ
  • 不等式の表す領域

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