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山口大学/2011年度/前期

山口大学 2011年 数学 第3問解答・解説

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1問題

山口大学2011年度第3問配点 50点

p,qp,q を整数とする。2次方程式 x2+px+q=0x^2+px+q=0 が異なる2つの実数解 α, β (α<β)\alpha,\ \beta\ (\alpha<\beta) を持ち,区間 [α,β][\alpha,\beta] には,ちょうど2つの整数が含まれているとする。α\alpha が整数でないとき,β−α\beta-\alpha の値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • β−α=5\boxed{\beta-\alpha=\sqrt5}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

α\alpha を超えない最大の整数を mm とし、x=α−mx=\alpha-m とおく。α\alpha は整数でないから 0<x<10<x<1 である。区間内の最初の整数は m+1m+1 であり、整数がちょうど2個なので、その2個は m+1,m+2m+1,m+2 である。したがって m+2≦β<m+3.m+2\leq\beta<m+3. y=β−(m+2)y=\beta-(m+2) とおけば 0≦y<10\leq y<1、β=m+2+y\beta=m+2+y である。

解と係数の関係から α+β=2m+2+x+y=−pは整数である.\alpha+\beta=2m+2+x+y=-p\quad\text{は整数である}. 0<x+y<20<x+y<2 であるから x+y=1x+y=1、従って y=1−xy=1-x となる。このとき 0<y<10<y<1 も従う。

また、解と係数の関係から αβ=q\alpha\beta=q は整数である。y=1−xy=1-x を用いると q=(m+x)(m+2+y)=(m+x)(m+3−x)=m(m+3)+3x−x2.\begin{aligned} q&=(m+x)(m+2+y)\\ &=(m+x)(m+3-x)\\ &=m(m+3)+3x-x^2. \end{aligned} よって 3x−x23x-x^2 は整数である。さらに 0<3x−x2<2,0<3x-x^2<2, なぜなら 3x−x2>03x-x^2>0 かつ 2−(3x−x2)=(1−x)(2−x)>02-(3x-x^2)=(1-x)(2-x)>0 だからである。従って 3x−x2=13x-x^2=1 であり、 x2−3x+1=0,x=3±52.\displaystyle x^2-3x+1=0,\qquad x=\frac{3\pm\sqrt5}{2}. 0<x<10<x<1 を満たすのは x=3−52\displaystyle x=\frac{3-\sqrt5}{2} だけである。よって β−α=2+y−x=3−2x=5.\beta-\alpha=2+y-x=3-2x=\sqrt5. この値は実現する。任意の整数 mm に対し α=m+3−52\displaystyle \alpha=m+\frac{3-\sqrt5}{2}、β=m+3+52\displaystyle \beta=m+\frac{3+\sqrt5}{2} とすれば、根の和・積はそれぞれ 2m+32m+3、m(m+3)+1m(m+3)+1 と整数で、異なる実根である。また m<α<m+1m<\alpha<m+1、m+2<β<m+3m+2<\beta<m+3 なので区間に含まれる整数は m+1,m+2m+1,m+2 の2個である。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 解と係数の関係

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