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山口大学/2017年度/前期

山口大学 2017年 数学 第2問解答・解説

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1問題

山口大学2017年度第2問配点 50点

x,y,zx,y,z を 0<x<1, 0<y<1, 0<z<10<x<1,\ 0<y<1,\ 0<z<1 を満たす実数とする。面積が1の △ABC\triangle ABC において、辺 BC,CA,ABBC,CA,AB 上にそれぞれ点 D,E,FD,E,F を BDBC=x, CECA=y, AFAB=z\displaystyle \frac{BD}{BC}=x,\ \frac{CE}{CA}=y,\ \frac{AF}{AB}=z を満たすようにとる。△AFE\triangle AFE の面積を S1S_1、△DEF\triangle DEF の面積を S2S_2 とおくとき、次の問いに答えなさい。

(1) x=23, y=23, z=13\displaystyle x=\frac23,\ y=\frac23,\ z=\frac13 のとき、S1S_1 と S2S_2 を求めなさい。

(2) S2S_2 を x,y,zx,y,z を用いて表しなさい。

(3) △ABC\triangle ABC の重心と △DEF\triangle DEF の重心が一致し、かつ S2=13\displaystyle S_2=\frac13 が成り立つような x,y,zx,y,z の組 (x,y,z)(x,y,z) をすべて求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)S1=1/9,S2=2/9(1) S1=1/9, S2=2/9。(2)S2=xyz+(1−x)(1−y)(1−z)=1−x−y−z+xy+yz+zx(2) S2=xyz+(1-x)(1-y)(1-z)=1-x-y-z+xy+yz+zx。(3)(x,y,z)=(1/3,1/3,1/3),(2/3,2/3,2/3)(3) (x,y,z)=(1/3,1/3,1/3),(2/3,2/3,2/3)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)  AEAC\displaystyle \frac{AE}{AC}=1-y,  AFAB\displaystyle \frac{AF}{AB}=z なので、同じ角 A をはさむ二辺の比から S1[ABC]=z(1−y).\displaystyle \frac{S_1}{[ABC]}=z(1-y). ここで [ABC][ABC]=1 より、与えられた値を代入して S1=13⋅13=19\displaystyle S_1=\frac13\cdot\frac13=\frac19。

三角形 AFE, BDF, CDE と DEF は ABC を分割する。各頂点の角をはさむ二辺の比から [AFE][ABC]=z(1−y),[BDF][ABC]=x(1−z),[CDE][ABC]=y(1−x).\displaystyle \frac{[AFE]}{[ABC]}=z(1-y),\quad \frac{[BDF]}{[ABC]}=x(1-z),\quad \frac{[CDE]}{[ABC]}=y(1-x). したがって S2=1−z(1−y)−x(1−z)−y(1−x)=29.\displaystyle S_2=1-z(1-y)-x(1-z)-y(1-x)=\frac29.

(2)  同じ分割と面積比より S2=1−z(1−y)−x(1−z)−y(1−x)=1−x−y−z+xy+yz+zx=xyz+(1−x)(1−y)(1−z).\begin{aligned}S_2&=1-z(1-y)-x(1-z)-y(1-x)\\&=1-x-y-z+xy+yz+zx\\&=xyz+(1-x)(1-y)(1-z).\end{aligned}

(3)  A を原点とし、AB→\overrightarrow{AB}=b\boldsymbol b, AC→\overrightarrow{AC}=c\boldsymbol c とおく。点の内分比より AD→=(1−x)b+xc,AE→=(1−y)c,AF→=zb.\overrightarrow{AD}=(1-x)\boldsymbol b+x\boldsymbol c,\quad \overrightarrow{AE}=(1-y)\boldsymbol c,\quad \overrightarrow{AF}=z\boldsymbol b. よって DEF の重心の位置ベクトルは (1−x+z)b+(x+1−y)c3.\displaystyle \frac{(1-x+z)\boldsymbol b+(x+1-y)\boldsymbol c}{3}. 一方、ABC の重心の位置ベクトルは (b\boldsymbol b+c\boldsymbol c)/3 である。b\boldsymbol b,c\boldsymbol c は一次独立なので、重心が一致する条件は 1−x+z=1,x+1−y=1,1-x+z=1,\quad x+1-y=1, すなわち x=y=z=tx=y=z=t である。これを(2)の式と S2=13\displaystyle S_2=\frac13 に代入すると t3+(1−t)3=1−3t+3t2=13,(3t−1)(3t−2)=0.\displaystyle t^3+(1-t)^3=1-3t+3t^2=\frac13,\quad (3t-1)(3t-2)=0. したがって t=13\displaystyle t=\frac13 または t=23\displaystyle t=\frac23。どちらも 0<t<10<t<1 を満たすので、求める組は (x,y,z)=(13,13,13),(23,23,23).\displaystyle (x,y,z)=\left(\frac13,\frac13,\frac13\right),\quad \left(\frac23,\frac23,\frac23\right).

この問題で使う考え方

  • 三角比による面積
  • 位置ベクトル

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