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山口大学/2018年度/前期

山口大学 2018年 数学 第2問解答・解説

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1問題

山口大学2018年度第2問配点 50点

実数 tt に対して,xyxy 平面上で曲線 C: y=−x3+3t2x−2t3(0≦x≦1)C:\ y=-x^3+3t^2x-2t^3\qquad(0\leq x\leq1) を考える。tt が 0≦t≦10\leq t\leq1 の範囲を動くとき,曲線 CC が通過する領域を図示し,その面積 SS を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 下端
    y=−x3+3x−2 (0≦x≦2/3),y=−x3 (2/3≦x≦1)y=-x^3+3x-2\space{}(0\le x\le 2/3),\quad y=-x^3\space{}(2/3\le x\le1)
  • 上端
    y=0 (0≦x≦1)y=0\space{}(0\le x\le1)
  • S
    1112\displaystyle \frac{11}{12}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

0≦x≦10\leq x\leq1 を満たす xx を固定して fx(t)=−x3+3xt2−2t3(0≦t≦1)f_x(t)=-x^3+3xt^2-2t^3\qquad(0\le t\le1) とおくと、 fx′(t)=6t(x−t)f_x'(t)=6t(x-t) である。したがって fx(t)f_x(t) は 0≦t≦x0\le t\le x で増加し、x≦t≦1x\le t\le1 で減少する。最大値は t=xt=x のときの fx(x)=0f_x(x)=0。最小値は端点の値の小さい方であり、 fx(0)=−x3,fx(1)=−x3+3x−2.f_x(0)=-x^3,\qquad f_x(1)=-x^3+3x-2. 両者の差は 3x−23x-2 だから、下端は y={−x3+3x−2,0≦x≦23,−x3,23≦x≦1.\displaystyle y=\begin{cases}-x^3+3x-2,&0\le x\le\frac23,\\-x^3,&\frac23\le x\le1.\end{cases} 上端は全域で y=0y=0。よって領域は 0≦x≦10\le x\le1 においてこの上端と下端にはさまれた部分であり、図は diagrams/MM-d381c2f82818-Q2.svg\texttt{diagrams/MM-d381c2f82818-Q2.svg} の通り。 S=∫02/3(x3−3x+2) dx+∫2/31x3 dx=5881+65324=1112.\displaystyle S=\int_0^{2/3}(x^3-3x+2)\,dx+\int_{2/3}^1x^3\,dx =\frac{58}{81}+\frac{65}{324}=\frac{11}{12}.

xを固定すると、tに関する三次関数の導関数は6t(x−t)。区間内でt=xが最大点となり、そこで値は0。最小値は端点t=0,1の小さい方であり、二つの値の差が3x−2なので、切替点はx=2/3。したがって領域の上端はy=0、下端は0≦x≦2/3で−x³+3x−2、2/3≦x≦1で−x³。二部分の面積を積分すると11/12。

この問題で使う考え方

  • パラメータ固定
  • 増減調査
  • 包絡する上下端の比較
  • 区分求積

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