・ 区間を nk−1≦x≦nk(k=1,…,n) と分ける。fは増加するから、nk−1≦x≦nkに対して f(nk−1)≦f(x)≦f(nk) である。これをこの範囲で積分すると n1f(nk−1)≦∫(k−1)/nk/nf(x)dx≦n1f(nk) を得る。k=1,…,nについて辺々を加え、定積分の区間加法性を用いれば n1k=1∑nf(nk−1)≦∫01f(x)dx≦n1k=1∑nf(nk) となる。
・ a=qp(p,qは正の整数)とおく。x≧0ではxa=(qx)pであり、正の整数乗と正のq乗根はいずれも増加するので、xaは増加する。また、置換x=tqにより ∫01xadx=q∫01tp+q−1dt=p+qq=a+11. (1)をf(x)=xaに適用すると a+11=∫01xadx≦n1k=1∑n(nk)a=na+11k=1∑nka. 両辺に(a+1)na+1を掛けて na+1≦(a+1)k=1∑nka を得る。
一方、k≦x≦k+1ではxa≧kaであるから、 k=1∑nka≦k=1∑n∫kk+1xadx=∫1n+1xadx. 同じく置換x=tqを用いて ∫1n+1xadx=a+1(n+1)a+1−1. したがって (a+1)k=1∑nka≦(n+1)a+1−1<(n+1)a+1, ゆえに求める上側の不等式も成り立つ。