本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

横浜市立大学/2020年度/前期

横浜市立大学 2020年 数学 第III問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

横浜市立大学2020年度第III問

正五角形 ABCDEABCDE の外接円の中心を OO とします。また、線分 ACAC と線分 BEBE の交点を MM とします。このとき、以下の問いに答えなさい。

(1) BC=MCBC=MC であることを証明しなさい。

(2) ACAB\displaystyle \frac{AC}{AB} の値を求めなさい。

(3) cos⁡3π5\displaystyle \cos\frac{3\pi}{5} の値を求めなさい。

(4) ACOA\displaystyle \frac{AC}{OA} の値を求めなさい。

(5) cos⁡π5\displaystyle \cos\frac{\pi}{5} の値を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

正五角形の一辺の長さを ss、対角線 ACAC の長さを dd とする。外接円では隣り合う頂点に対する弧の大きさはそれぞれ 2π/52\pi/5 である。  (1) 円周角の定理より、∠MBC=∠EBC\angle MBC=\angle EBC は、点 BB を含まない弧 ECEC(弧 EDCEDC)に対する円周角であるから ∠MBC=12⋅4π5=2π5.\displaystyle \angle MBC=\frac12\cdot\frac{4\pi}{5}=\frac{2\pi}{5}. また、円内で交わる弦 BE,ACBE,AC のつくる角について ∠BMC=12(BC⌢+AE⌢)=12(2π5+2π5)=2π5.\displaystyle \angle BMC=\frac12\bigl(\overset{\frown}{BC}+\overset{\frown}{AE}\bigr) =\frac12\left(\frac{2\pi}{5}+\frac{2\pi}{5}\right)=\frac{2\pi}{5}. したがって、三角形 BMCBMC で ∠MBC=∠BMC\angle MBC=\angle BMC なので、これらの角の対辺は等しく、MC=BCMC=BC である。  (2) 正五角形より AB=BC=sAB=BC=s。円周角の定理から ∠BAC=π/5\angle BAC=\pi/5 であり、AB=BCAB=BC より ∠ACB=π/5\angle ACB=\pi/5、したがって ∠ABC=3π/5\angle ABC=3\pi/5 である。また、弧 AEAE に対する円周角より ∠ABE=π/5\angle ABE=\pi/5。MM は ACAC 上かつ BEBE 上にあるので ∠BAM=∠BAC=π5,∠ABM=∠ABE=π5.\displaystyle \angle BAM=\angle BAC=\frac{\pi}{5},\qquad \angle ABM=\angle ABE=\frac{\pi}{5}. よって AM=BMAM=BM であり、∠AMB=3π/5\angle AMB=3\pi/5。したがって △ABC∼△AMB\triangle ABC\sim\triangle AMB (対応は A↔A, B↔M, C↔BA\leftrightarrow A,\ B\leftrightarrow M,\ C\leftrightarrow B)である。x=AM=BMx=AM=BM とおくと、相似比から ds=ACAB=ABAM=sx.\displaystyle \frac{d}{s}=\frac{AC}{AB}=\frac{AB}{AM}=\frac{s}{x}. (1)と AC=AM+MCAC=AM+MC より d=x+sd=x+s でもある。r=d/sr=d/s とおけば r=1+1/rr=1+1/r、すなわち r2−r−1=0r^2-r-1=0。r>0r>0 だから ACAB=r=1+52.\displaystyle \frac{AC}{AB}=r=\frac{1+\sqrt5}{2}.  (3) 三角形 ABCABC に余弦定理を用いると d2=s2+s2−2s2cos⁡3π5.\displaystyle d^2=s^2+s^2-2s^2\cos\frac{3\pi}{5}. (2)の r=d/s=(1+5)/2r=d/s=(1+\sqrt5)/2 は r2=r+1=(3+5)/2r^2=r+1=(3+\sqrt5)/2 を満たすので cos⁡3π5=1−r22=1−3+54=1−54.\displaystyle \cos\frac{3\pi}{5}=1-\frac{r^2}{2} =1-\frac{3+\sqrt5}{4} =\frac{1-\sqrt5}{4}.  (4) 中心角 ∠AOC\angle AOC は弧 ABCABC に対するので 4π/54\pi/5。OA=OCOA=OC より、OO から ACAC に下ろした垂線の足を NN とすると、NN は ACAC の中点で ∠AON=2π/5\angle AON=2\pi/5 である。直角三角形 AONAON から ACOA=2sin⁡2π5.\displaystyle \frac{AC}{OA}=2\sin\frac{2\pi}{5}. ここで cos⁡(2π/5)=−cos⁡(3π/5)=(5−1)/4\cos(2\pi/5)=-\cos(3\pi/5)=(\sqrt5-1)/4 だから、 sin⁡22π5=1−(5−14)2=5+58.\displaystyle \sin^2\frac{2\pi}{5} =1-\left(\frac{\sqrt5-1}{4}\right)^2 =\frac{5+\sqrt5}{8}. 0<2π/5<π/20<2\pi/5<\pi/2 より正の平方根をとって ACOA=25+58=5+52.\displaystyle \frac{AC}{OA}=2\sqrt{\frac{5+\sqrt5}{8}} =\sqrt{\frac{5+\sqrt5}{2}}.  (5) c=cos⁡(π/5)c=\cos(\pi/5) とおくと、cos⁡(3π/5)=cos⁡(π−2π/5)=−cos⁡(2π/5)\cos(3\pi/5)=\cos(\pi-2\pi/5)=-\cos(2\pi/5) と二倍角の公式より cos⁡3π5=1−2c2.\displaystyle \cos\frac{3\pi}{5}=1-2c^2. (3)を代入すると c2=1−cos⁡(3π/5)2=3+58.\displaystyle c^2=\frac{1-\cos(3\pi/5)}{2} =\frac{3+\sqrt5}{8}. 0<π/5<π/20<\pi/5<\pi/2 なので c>0c>0。したがって cos⁡π5=3+58=1+54,\displaystyle \cos\frac{\pi}{5}=\sqrt{\frac{3+\sqrt5}{8}} =\frac{1+\sqrt5}{4}, 最後の等式は右辺が正で、その平方が (3+5)/8(3+\sqrt5)/8 であることによる。

この問題で使う考え方

  • 円周角
  • 相似
  • 余弦定理
  • 二倍角

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。