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千葉大学/2006年度

千葉大学 2006年 数学 第7問解答・解説

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1問題

千葉大学2006年度第7問

a≠0,b≠0a \neq 0, b \neq 0 とする。 f(x)=acos⁡2x+bcos⁡x+cf(x) = a \cos^{2} x + b \cos x + c について, y=f(x)y = f(x) のグラフが x 軸と原点で接しているとする。

(1) y=f(x)y = f(x) のグラフが x 軸と接する点の x 座標をすべて求めよ。

(2) さらに ∫02πf(x) dx=0\displaystyle \int_{0}^{2\pi} f(x) \, dx = 0 が成り立っているとき, f(x)=0f(x) = 0

(0≦x≦2π)(0 \leq x \leq 2\pi) をみたす x の値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

原点で x 軸に接するので f(0)=a+b+c=0、すなわち c=−a−b である。また f′(x)=−sin⁡x(2acos⁡x+b) である。(1) 接点では f(x)=f′(x)=0 となる。sin⁡x=0 なら x=kπ であり、cos⁡x=1 のとき f=0、一方 cos⁡x=−1 のとき f=−2b≠0 である。次に sin⁡x≠0 と仮定すると f′=0 から b=−2acos⁡x となる。これを f=0 に代入すると0=acos⁡2x+bcos⁡x−a−b=−a(cos⁡x−1)2,ゆえに cos⁡x=1 となり、sin⁡x≠0 に矛盾する。したがって接点の x 座標は x=2kπ (k は整数) のみである。(2) cos⁡2x=1+cos⁡2x2 を使うと、0=∫02πf(x) dx=aπ+2πc,したがって c=−a2 である。これと c=−a−b を合わせると b=−a2 となる。よって f(x)=acos⁡2x−a2cos⁡x−a2=a(cos⁡x−1)(cos⁡x+12).ここで a≠0 だから、f(x)=0 は cos⁡x=1 または cos⁡x=−12 と同値である。範囲 0≦x≦2π で、前者は x=0,2π、後者は x=2π3,4π3 である。\displaystyle \text{原点で }x\text{ 軸に接するので }f(0)=a+b+c=0\text{、すなわち }c=-a-b\text{ である。} \text{また }f'(x)=-\sin x(2a\cos x+b)\text{ である。} \text{(1) 接点では }f(x)=f'(x)=0\text{ となる。}\sin x=0\text{ なら }x=k\pi\text{ であり、} \cos x=1\text{ のとき }f=0\text{、一方 }\cos x=-1\text{ のとき }f=-2b\ne0\text{ である。} \text{次に }\sin x\ne0\text{ と仮定すると }f'=0\text{ から }b=-2a\cos x\text{ となる。これを }f=0\text{ に代入すると} \begin{aligned} 0&=a\cos^2x+b\cos x-a-b &=-a(\cos x-1)^2, \end{aligned} \text{ゆえに }\cos x=1\text{ となり、}\sin x\ne0\text{ に矛盾する。したがって接点の }x\text{ 座標は }x=2k\pi\ (k\text{ は整数})\text{ のみである。} \text{(2) }\cos^2x=\frac{1+\cos2x}{2}\text{ を使うと、} \begin{aligned} 0=\int_0^{2\pi}f(x)\,dx&=a\pi+2\pi c, \end{aligned} \text{したがって }c=-\frac a2\text{ である。これと }c=-a-b\text{ を合わせると }b=-\frac a2\text{ となる。} \text{よって } \begin{aligned} f(x)&=a\cos^2x-\frac a2\cos x-\frac a2 &=a(\cos x-1)\left(\cos x+\frac12\right). \end{aligned} \text{ここで }a\ne0\text{ だから、}f(x)=0\text{ は }\cos x=1\text{ または }\cos x=-\frac12\text{ と同値である。} \text{範囲 }0\le x\le2\pi\text{ で、前者は }x=0,2\pi\text{、後者は }x=\frac{2\pi}{3},\frac{4\pi}{3}\text{ である。}

この問題で使う考え方

  • 三角関数の周期・グラフ
  • 二倍角の公式
  • 三角関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

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