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千葉大学/2006年度

千葉大学 2006年 数学 第8問解答・解説

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1問題

千葉大学2006年度第8問

a, t を実数とするとき, 座標平面において,

x2+y2−4−t(2x+2y−a)=0x ^ {2} + y ^ {2} - 4 - t (2 x + 2 y - a) = 0

で定義される図形 C を考える。

(1) すべての t に対して C が円であるような a の範囲を求めよ。ただし, 点は円と見なさないものとする。

(2) a = 4 とする。t が t > 0 の範囲を動くとき, C が通過してできる領域を求め, 図示せよ。

(3) a = 6 とする。t が t > 0 であって, かつ C が円であるような範囲を動くとき, C が通過してできる領域を求め, 図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

平方完成で円条件を判定し、各点に対応するtの式から媒介変数範囲を領域の不等式へ変換する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) −42<a<42.-4\sqrt2<a<4\sqrt2.\quad (2) {x2+y2<4, x+y<2}∪{x2+y2>4, x+y>2}∪{(2,0),(0,2)}.\{x^2+y^2<4,\space{}x+y<2\}\cup\{x^2+y^2>4,\space{}x+y>2\}\cup\{(2,0),(0,2)\}.\quad (3) ({x2+y2<4}∖{(1,1)})∪({x+y>3}∖{(2,2)}).\bigl(\{x^2+y^2<4\}\setminus\{(1,1)\}\bigr)\cup\bigl(\{x+y>3\}\setminus\{(2,2)\}\bigr).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

平方完成すると、与式は (x−t)2+(y−t)2=2t2−at+4(x-t)^2+(y-t)^2=2t^2-at+4 となる。したがって中心は (t,t)(t,t)、半径の2乗は R2=2t2−at+4R^2=2t^2-at+4 である。また N=x2+y2−4,Da=2x+2y−aN=x^2+y^2-4,\qquad D_a=2x+2y-a とおけば、点 (x,y)(x,y) が CC 上にある条件は N=tDaN=tD_a である。

(1) CC がすべての実数 tt に対して円となるには、半径の2乗が常に正でなければならない。平方完成して R2=2(t−a4)2+4−a28.\displaystyle R^2=2\left(t-\frac a4\right)^2+4-\frac{a^2}{8}. よって最小値 4−a2/84-a^2/8 が正であることが必要十分であり、 −42<a<42.-4\sqrt2<a<4\sqrt2. 等号の場合は半径0の点となるため含めない。

(2) a=4a=4 では R2=2(t−1)2+2>0R^2=2(t-1)^2+2>0 なので、t>0t>0 の全てで CC は円である。D4≠0D_4\ne0 なら点 (x,y)(x,y) がある円上にあるための媒介変数はただ一つで t=N/D4t=N/D_4 だから、これが正である条件は (x2+y2−4)(x+y−2)>0.(x^2+y^2-4)(x+y-2)>0. D4=0D_4=0 の場合は N=0N=0 も必要であり、x+y=2, x2+y2=4x+y=2,\ x^2+y^2=4 を解くと (2,0),(0,2)(2,0),(0,2) を得る。この2点は全ての t>0t>0 で円上にある。従って求める領域は、 x2+y2<4,x+y<2x^2+y^2<4,\quad x+y<2 をともに満たす部分と、 x2+y2>4,x+y>2x^2+y^2>4,\quad x+y>2 をともに満たす部分に、2点 (2,0),(0,2)(2,0),(0,2) を加えたものである。 図示する際は円 x2+y2=4x^2+y^2=4 と直線 x+y=2x+y=2 を境界として、円の内側で直線の下側、および円の外側で直線の上側を塗り、交点だけ加える。境界のその他の点は含まない。

(3) a=6a=6 では R2=2(t−1)(t−2).R^2=2(t-1)(t-2). 従って t>0t>0 かつ CC が円である範囲は 0<t<10<t<1 または t>2t>2 である。D6=2(x+y−3)D_6=2(x+y-3) とする。まず 0<t=N/D6<10<t=N/D_6<1 となる点を求める。t>0t>0 のため N,D6N,D_6 は同符号である。もし D6>0D_6>0 なら t<1t<1 は N<D6N<D_6 を意味するが、 N−D6=(x−1)2+(y−1)2≧0N-D_6=(x-1)^2+(y-1)^2\ge0 なので不可能。ただし等号の点 (1,1)(1,1) は D6<0D_6<0 である。従って D6<0D_6<0、N<0N<0 であり、これは x2+y2<4x^2+y^2<4 に等しい。この円盤内では x+y<22<3x+y<2\sqrt2<3 より確かに D6<0D_6<0 で、t<1t<1 は N>D6N>D_6、すなわち (x−1)2+(y−1)2>0(x-1)^2+(y-1)^2>0 と同値である。よってこの範囲が与える領域は、x2+y2<4x^2+y^2<4 を満たす点のうち、点 (1,1)(1,1) を除いた部分である。

次に t=N/D6>2t=N/D_6>2 とする。D6>0D_6>0 のときは N−2D6=(x−2)2+(y−2)2>0N-2D_6=(x-2)^2+(y-2)^2>0 であり、条件は x+y>3x+y>3 かつ (x,y)≠(2,2)(x,y)\ne(2,2) となる。D6<0D_6<0 では t>2t>2 に必要な N−2D6<0N-2D_6<0 が平方和の非負性に反する。D6=0D_6=0、すなわち x+y=3x+y=3 では x2+y2≧9/2>4x^2+y^2\ge9/2>4 となり N≠0N\ne0 のため解はない。従って t>2t>2 が与える領域は、x+y>3x+y>3 を満たす点のうち、点 (2,2)(2,2) を除いた部分である。 最終的な領域はこの2領域の和集合である。図では半径2の円の内部(境界を含まない)から (1,1)(1,1) を除いた部分と、直線 x+y=3x+y=3 の上側の開半平面から (2,2)(2,2) を除いた部分を塗る。円周、直線、2つの除外点はいずれも領域に含まれない。

この問題で使う考え方

  • 二次関数の最大・最小
  • 円の方程式
  • 軌跡
  • 不等式の表す領域

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