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東京大学/2007年度

東京大学 2007年 数学 第3問解答・解説

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1問題

東京大学2007年度第3問

座標平面上の2点 P, Q が、曲線 y=x^2(−1≦x≦1)上を自由に動くとき、線分 PQ を1:2に内分する点 R が動く範囲を D とする。ただし、P=Qのときは R=Pとする。

(1) a を −1≦a≦1 をみたす実数とするとき、点 (a,b) が D に属するための b の条件を a を用いて表せ。

(2) D を図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内分点を動点の座標で表し、x座標aを固定してy座標の取り得る範囲を二次式の最小・最大から求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • D={(a,b)|−1≦a≦1, a2≦b≦f(a)},f(a)={3a2−4∣a∣+2(13≦∣a∣≦1),3a2+2∣a∣+12(∣a∣≦13).\displaystyle D=\left\{(a,b)\mathrel{}\middle|\mathrel{}-1\le a\le1,\space{}a^2\le b\le f(a)\right\},\quad f(a)=\begin{cases}3a^2-4|a|+2&\left(\frac13\le|a|\le1\right),\\[2pt]\dfrac{3a^2+2|a|+1}{2}&\left(|a|\le\frac13\right).\end{cases}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)   P=(u,u2), Q=(v,v2), −1≦u,v≦1P=(u,u^2),\ Q=(v,v^2),\ -1\le u,v\le1 とおく。PR:RQ=1:2PR:RQ=1:2 より a=2u+v3,b=2u2+v23.\displaystyle a=\frac{2u+v}{3},\qquad b=\frac{2u^2+v^2}{3}. −1≦a≦1-1\le a\le1 を満たす固定した aa に対し v=3a−2uv=3a-2u だから、uu の範囲は L(a)=max⁡(−1,3a−12)≦u≦U(a)=min⁡(1,3a+12).\displaystyle L(a)=\max\left(-1,\frac{3a-1}{2}\right)\le u\le U(a)=\min\left(1,\frac{3a+1}{2}\right). この区間には u=au=a が含まれる。また b=2u2+(3a−2u)23=a2+2(u−a)2.\displaystyle b=\frac{2u^2+(3a-2u)^2}{3}=a^2+2(u-a)^2. よって最小値は a2a^2。最大値は uu の区間の端点のうち aa から遠い方で得られる。その距離は d(a)=max⁡{a−L(a),U(a)−a}={1−∣a∣,13≦∣a∣≦1,1+∣a∣2,0≦∣a∣≦13.\displaystyle d(a)=\max\{a-L(a),U(a)-a\}= \begin{cases} 1-|a|,&\frac13\le |a|\le1,\\[2pt] \frac{1+|a|}{2},&0\le |a|\le\frac13. \end{cases} u=au=a から遠い端点までの間で bb は連続に増えるので、全ての中間値をとる。

(2)   −1≦a≦1,a2≦b≦f(a),f(a)={3a2−4∣a∣+2,13≦∣a∣≦1,3a2+2∣a∣+12,∣a∣≦13.\displaystyle -1\le a\le1,\quad a^2\le b\le f(a),\qquad f(a)= \begin{cases} 3a^2-4|a|+2,&\frac13\le |a|\le1,\\[2pt] \dfrac{3a^2+2|a|+1}{2},&|a|\le\frac13. \end{cases} 従って下側境界 b=a2b=a^2 と上側境界 b=f(a)b=f(a) の間を、境界を含めて塗る。上側境界の主な点は (−1,1), (−23,23), (−13,1), (0,12), (13,1), (23,23), (1,1).\displaystyle (-1,1),\ \left(-\frac23,\frac23\right),\ \left(-\frac13,1\right),\ \left(0,\frac12\right),\ \left(\frac13,1\right),\ \left(\frac23,\frac23\right),\ (1,1).

横軸a・縦軸b、原点Oの図で、a軸に−1、−2/3、−1/3、1/3、2/3、1、b軸に1/2、2/3、1の目盛がある。下側の境界b=a²(実線)と上側の境界b=f(a)(実線)の間が灰色に塗られたDで、上側の境界は(0,1/2)の谷から(±1/3,1)の山、(±2/3,2/3)の谷を経て(±1,1)でb=a²に接し、これらの点が黒点と座標で示され、中央のV字より上は白い。図の下に「灰色の部分がD(境界を含む)」と、f(a)=(3a²+2|a|+1)/2(|a|≤1/3)、f(a)=3a²−4|a|+2(1/3≤|a|≤1)が記されている。

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次関数の最大・最小
  • 軌跡
  • 不等式の表す領域

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