本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

大阪大学/2005年度/前期

大阪大学 2005年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

大阪大学2005年度第4問

θ\theta を 0≦θ<2π0\leq\theta<2\pi をみたす実数とする。時刻 tt における座標が {x=tcos⁡θ,y=1−t2+tsin⁡θ\begin{cases} x=t\cos\theta,\\ y=1-t^{2}+t\sin\theta \end{cases} で与えられるような動点 P(x,y)P(x,y) を考える。tt が実数全体を動くとき、点 PP が描く曲線を CC とする。CC が xx 軸の x≧0x\geq 0 の部分と交わる点を QQ とする。以下の問いに答えよ。

(1) θ=π4\displaystyle \theta=\frac{\pi}{4} のとき、QQ の xx 座標を求めよ。

(2) θ\theta が変化すると曲線 CC も変化する。θ\theta が 0≦θ<2π0\leq\theta<2\pi の範囲を変化するとき、CC が通過する範囲を xyxy 平面上に図示せよ。

(3) θ\theta が変化すると点 QQ も変化する。QQ の xx 座標が最大となるような θ\theta (0≦θ<2π)(0\leq\theta<2\pi) について tan⁡θ\tan\theta の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

T=t²を補助変数にして三角比を消去し、Tについての二次方程式の判別式と解の符号で領域の必要十分条件を示す。x軸上では同じ条件から最大値と等号成立時のtanθを求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  1,(2)  y≦54−x2(境界を含む放物線の下側),(3)  tan⁡θ=15.\displaystyle \begin{aligned} (1)\;&1,\\ (2)\;&y\leq \frac54-x^2\quad\text{(境界を含む放物線の下側)},\\ (3)\;&\tan\theta=\frac{1}{\sqrt5}. \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) θ=π4\displaystyle \theta=\frac{\pi}{4} では cos⁡θ=sin⁡θ=12\displaystyle \cos\theta=\sin\theta=\frac{1}{\sqrt2} である。QQ は y=0y=0 上にあるから 1−t2+t2=0すなわち(t−2)(t+12)=0.\displaystyle 1-t^2+\frac{t}{\sqrt2}=0 \quad\text{すなわち}\quad (t-\sqrt2)\left(t+\frac{1}{\sqrt2}\right)=0. また x=t2\displaystyle x=\frac{t}{\sqrt2} なので、x≧0x\geq0 を満たすのは t=2t=\sqrt2 である。したがって QQ の xx 座標は 11 である。

(2) 曲線上の点 (x,y)(x,y) に対し T=t2T=t^2 とおくと、T≧0T\geq0 であり、 tcos⁡θ=x,tsin⁡θ=y−1+T.t\cos\theta=x,\qquad t\sin\theta=y-1+T. よって sin⁡2θ+cos⁡2θ=1\sin^2\theta+\cos^2\theta=1 から x2+(y−1+T)2=T,x^2+(y-1+T)^2=T, すなわち T2+(2y−3)T+x2+(y−1)2=0.(1)T^2+(2y-3)T+x^2+(y-1)^2=0. \tag{1} この二次方程式が実数解をもつための条件は (2y−3)2−4{x2+(y−1)2}=5−4y−4x2≧0,(2y-3)^2-4\{x^2+(y-1)^2\}=5-4y-4x^2\geq0, すなわち y≦54−x2\displaystyle y\leq\frac54-x^2 である。

この条件は十分でもある。実際、この不等式のもとで (1) の判別式は 00 以上であり、二解の和は 3−2y≧12>0\displaystyle 3-2y\geq\frac12>0、積は x2+(y−1)2≧0x^2+(y-1)^2\geq0 であるから、少なくとも一つの解 TT は T≧0T\geq0 である。T=0T=0 のときは (1) より (x,y)=(0,1)(x,y)=(0,1) であり、これは t=0t=0 で得られる。T>0T>0 のときは cos⁡θ=xT,sin⁡θ=y−1+TT\displaystyle \cos\theta=\frac{x}{\sqrt T},\qquad \sin\theta=\frac{y-1+T}{\sqrt T} と定めると、(1) によりこの二数の平方和は 11 となるので、その値をもち、0≦θ<2π0\le\theta<2\pi を満たすθ\thetaが存在する。t=Tt=\sqrt T とすれば元の座標式を満たす。したがって通過範囲は y≦54−x2\displaystyle \boxed{y\leq\frac54-x^2} である。境界は頂点 (0,54)\displaystyle (0,\frac54) の下向きの放物線 y=54−x2\displaystyle y=\frac54-x^2 であり、xx 軸とは (−52,0)\displaystyle \left(-\frac{\sqrt5}{2},0\right)、(52,0)\displaystyle \left(\frac{\sqrt5}{2},0\right) で交わる。この放物線とその下側(境界を含む)が通過範囲である。

(3) QQ では y=0y=0 だから、(1) は T2−3T+x2+1=0T^2-3T+x^2+1=0 となる。これが実数解をもつには判別式 9−4(x2+1)=5−4x29-4(x^2+1)=5-4x^2 が 00 以上でなければならず、0≦x≦52\displaystyle 0\leq x\leq\frac{\sqrt5}{2} である。上端は実現する。実際、x=52\displaystyle x=\frac{\sqrt5}{2}、T=32\displaystyle T=\frac32 とすると上の方程式が成り立つ。このとき tsin⁡θ=T−1=12,tcos⁡θ=x=52,\displaystyle t\sin\theta=T-1=\frac12,\qquad t\cos\theta=x=\frac{\sqrt5}{2}, したがって tan⁡θ=tsin⁡θtcos⁡θ=15.\displaystyle \tan\theta=\frac{t\sin\theta}{t\cos\theta}=\boxed{\frac{1}{\sqrt5}}.

この問題で使う考え方

  • 二次関数のグラフと頂点
  • 二次方程式の判別式
  • 軌跡
  • 一般角と弧度法
  • 不等式の表す領域
  • 三角関数の相互関係

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。