本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

千葉大学/2015年度

千葉大学 2015年 数学 第12問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

千葉大学2015年度第12問

平面上に2つの円 C_1: x^2 + y^2 = 1, C_2: (x + 3/2)^2 + y^2 = 1/4 があり, 点(-1, 0)で接している。 点P1P_1はC_1上を反時計周りに一定の速さで動き, 点P2P_2はC_2上を反時計周りに一定の速さで動く。二点P1P_1, P2P_2はそれぞれ点(1, 0)および点(-1, 0)を時刻0に同時に出発する。P1P_1はC_1を一周して時刻2πに点(1, 0)に戻り, P2P_2はC_2を二周して時刻2πに点(-1, 0)に戻るものとする。P1P_1とP2P_2の中点をMとおく。 P1P_1がC_1を一周するときの点Mの軌跡の概形を図示して, その軌跡によって囲まれる図形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 点 (−1,0)(-1,0) を尖点とし、点 (0,0)(0,0) を右端とする、xx 軸対称なカージオイドである。極の原点を (−1,0)(-1,0) とすると極方程式は ρ=1+cos⁡θ2\displaystyle \rho=\frac{1+\cos\theta}{2}。囲まれる面積は 3π8\displaystyle \frac{3\pi}{8}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

時刻を tt (0≦t≦2π0\le t\le2\pi) とする。一定の速さで P1P_1 は1周、P2P_2 は2周するから、それぞれの偏角は tt、2t2t であり、 P1=(cos⁡t,sin⁡t),P2=(−32+12cos⁡2t,12sin⁡2t).\displaystyle P_1=(\cos t,\sin t),\qquad P_2=\left(-\frac32+\frac12\cos2t,\frac12\sin2t\right). したがって中点 M=(x,y)M=(x,y) は x=12cos⁡t+14cos⁡2t−34,y=12sin⁡t+14sin⁡2t.\displaystyle x=\frac12\cos t+\frac14\cos2t-\frac34, \qquad y=\frac12\sin t+\frac14\sin2t. ここで極の原点を (−1,0)(-1,0) とし、X=x+1, Y=yX=x+1,\ Y=y とおく。倍角の公式から X=12(1+cos⁡t)cos⁡t,Y=12(1+cos⁡t)sin⁡t.\displaystyle X=\frac12(1+\cos t)\cos t, \qquad Y=\frac12(1+\cos t)\sin t. よって、この原点での極座標 (ρ,θ)(\rho,\theta) は ρ=12(1+cos⁡t),θ=t.\displaystyle \rho=\frac12(1+\cos t),\qquad \theta=t. したがって軌跡はカージオイドである。t=πt=\pi で尖点 (−1,0)(-1,0)、t=0,2πt=0,2\pi で右端 (0,0)(0,0) を通り、t=π/2,3π/2t=\pi/2,3\pi/2 ではそれぞれ (−1,1/2),(−1,−1/2)(-1,1/2),(-1,-1/2) となるので、これらを目印として xx 軸対称に図示できる。

角度幅を細かく分けた扇形の面積和を積分にすると、囲まれる面積は極方程式から S=12∫02πρ2 dθ=18∫02π(1+cos⁡θ)2 dθ=18(2π+2∫02πcos⁡θ dθ+∫02πcos⁡2θ dθ)=18(2π+0+π)=3π8,\displaystyle \begin{aligned} S&=\frac12\int_0^{2\pi}\rho^2\,d\theta =\frac18\int_0^{2\pi}(1+\cos\theta)^2\,d\theta\\ &=\frac18\left(2\pi+2\int_0^{2\pi}\cos\theta\,d\theta+\int_0^{2\pi}\cos^2\theta\,d\theta\right)\\ &=\frac18(2\pi+0+\pi)=\frac{3\pi}{8}, \end{aligned} ただし cos⁡2θ=(1+cos⁡2θ)/2\cos^2\theta=(1+\cos2\theta)/2 を用いた。

図示用媒介表示は x=−1+ρcos⁡t,y=ρsin⁡t,ρ=1+cos⁡t2(0≦t≦2π).\displaystyle x=-1+\rho\cos t,\quad y=\rho\sin t,\quad \rho=\frac{1+\cos t}{2}\quad(0\le t\le2\pi). 添付 diagram.svg はこの式から作成した。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 極座標と極方程式
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。