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千葉大学/2015年度

千葉大学 2015年 数学 第8問解答・解説

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1問題

千葉大学2015年度第8問

コインをn回続けて投げ, 1回投げるごとに次の規則に従って得点を得るゲームをする。 ・コイン投げの第1回目には, 1点を得点とする。 ・コイン投げの第2回目以降において, ひとつ前の回と異なる面が出たら, 1点を得点とする。 ・コイン投げの第2回目以降において, ひとつ前の回と同じ面が出たら, 2点を得点とする。 例えばコインを3回投げて(裏, 表, 裏)の順に出たときの得点は, 1+1+1=3より3点となる。また(裏, 裏, 表)のときの得点は, 1+2+1=4より4点となる。 コインの表と裏が出る確率はそれぞれ1/2とし, このゲームで得られる得点がmとなる確率をP_(n,m)とおく。このとき, 以下の問いに答えよ。

(1) n≧2が与えられたとき, P_(n,2n-1)とP_(n,2n-2)を求めよ。

(2) n≦m≦2n-1について, P_(n,m)をnとmの式で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

同じ面が続けて出る回数を rr とする。第1回の得点は 11 点であり、第2回以降の n−1n-1 回では、異なる面なら 11 点、同じ面なら 22 点なので、 得点=1+2r+((n−1)−r)=n+r.\text{得点}=1+2r+((n-1)-r)=n+r. したがって得点が mm 点であることは r=m−nr=m-n と同値である。

最初に出る面を 22 通りから選び、隣り合う n−1n-1 組のうち同じ面となる rr 組を選ぶと、残りの組では面が反転するため、出方は一意に定まる。よって、得点が n+rn+r 点となる出方は 2(n−1r)\displaystyle 2\binom{n-1}{r} 通りである。全 2n2^n 通りは同様に確からしいから、 Pn,n+r=2(n−1r)2n=(n−1r)2n−1.\displaystyle P_{n,n+r}=\frac{2\binom{n-1}{r}}{2^n}=\frac{\binom{n-1}{r}}{2^{n-1}}.

(1) n≧2n\ge2 のとき、m=2n−1m=2n-1 なら r=n−1r=n-1 なので Pn,2n−1=12n−1\displaystyle P_{n,2n-1}=\frac{1}{2^{n-1}}。また m=2n−2m=2n-2 なら r=n−2r=n-2 なので Pn,2n−2=(n−1n−2)2n−1=n−12n−1.\displaystyle P_{n,2n-2}=\frac{\binom{n-1}{n-2}}{2^{n-1}}=\frac{n-1}{2^{n-1}}.

(2) r=m−nr=m-n を代入して、 Pn,m=(n−1m−n)2n−1(n≦m≦2n−1).\displaystyle P_{n,m}=\frac{\binom{n-1}{m-n}}{2^{n-1}}\quad(n\le m\le2n-1).

この問題で使う考え方

  • 組合せ
  • 独立な試行
  • 確率の基本法則

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