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千葉大学/2019年度

千葉大学 2019年 数学 第11問解答・解説

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1問題

千葉大学2019年度第11問

nを正の整数とする。(1) ∫₀^{π/3}tanⁿθ dθ + ∫₀^{π/3}tanⁿ⁺²θ dθ をnの式で表せ。(2) ∫₀^{π/3}tan⁷θ dθ を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 3(n+1)/2n+1\displaystyle \frac{3^{(n+1)/2}}{n+1}. (2) 154−log⁡2\displaystyle \frac{15}{4}-\log 2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 0≦θ≦π/30\le\theta\le\pi/3 では tan⁡θ\tan\theta は定義され、 ddθtan⁡n+1θ=(n+1)tan⁡nθsec⁡2θ=(n+1)(tan⁡nθ+tan⁡n+2θ),\displaystyle \frac{d}{d\theta}\tan^{n+1}\theta=(n+1)\tan^n\theta\sec^2\theta =(n+1)(\tan^n\theta+\tan^{n+2}\theta), ここで sec⁡2θ=1+tan⁡2θ\sec^2\theta=1+\tan^2\theta を用いた。したがって ∫0π/3tan⁡nθ dθ+∫0π/3tan⁡n+2θ dθ=[tan⁡n+1θ]0π/3n+1=3(n+1)/2n+1.\displaystyle \int_0^{\pi/3}\tan^n\theta\,d\theta+\int_0^{\pi/3}\tan^{n+2}\theta\,d\theta =\frac{[\tan^{n+1}\theta]_0^{\pi/3}}{n+1} =\frac{3^{(n+1)/2}}{n+1}.

(2) t=tan⁡θt=\tan\theta とおくと dθ=dt/(1+t2)d\theta=dt/(1+t^2)、積分区間は 0≦t≦30\le t\le\sqrt3。よって ∫0π/3tan⁡7θ dθ=∫03t71+t2 dt=∫03(t5−t3+t−t1+t2)dt.\displaystyle \int_0^{\pi/3}\tan^7\theta\,d\theta =\int_0^{\sqrt3}\frac{t^7}{1+t^2}\,dt =\int_0^{\sqrt3}\left(t^5-t^3+t-\frac{t}{1+t^2}\right)dt. 従って [t66−t44+t22−12log⁡(1+t2)]03=276−94+32−log⁡2=154−log⁡2.\displaystyle \left[\frac{t^6}{6}-\frac{t^4}{4}+\frac{t^2}{2}-\frac12\log(1+t^2)\right]_0^{\sqrt3} =\frac{27}{6}-\frac94+\frac32-\log2 =\frac{15}{4}-\log2.

tanの冪の導関数を恒等式で分解し、二積分の和を一つの微分として積分した。(2)は正接置換後に有理式を割り算し、端点を代入した。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の微分
  • 置換積分
  • 多項式除法

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