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千葉大学/2020年度

千葉大学 2020年 数学 第4問解答・解説

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1問題

千葉大学2020年度第4問

tを実数とし,不等式 (x^2-2x+y^2)(x^2-3x+y^2)≦0,t≦x≦t+1 の表すxy平面上の領域をx軸の周りに1回転してできる立体の体積をV(t)とする。 tが1≦t≦2の範囲を動くとき,V(t)の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • π(82−1)6\displaystyle \frac{\pi(8\sqrt{2}-1)}{6}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f1=x2−2x+y2, f2=x2−3x+y2f_1=x^2-2x+y^2,\ f_2=x^2-3x+y^2 とおくと、 f1=(x−1)2+y2−1,f2=(x−32)2+y2−94=f1−x.\displaystyle f_1=(x-1)^2+y^2-1,\qquad f_2=(x-\frac32)^2+y^2-\frac94=f_1-x. f1≦0f_1\le0 なら円板内なので 0≦x≦20\le x\le2 であり、f2=f1−x≦0f_2=f_1-x\le0。したがって f1≦0f_1\le0 の円板は f2≦0f_2\le0 の円板に含まれる。積が f1f2≦0f_1f_2\le0 となる領域は、後者から前者を除いた部分(境界を含む)である。

0≦x≦20\le x\le2 では外半径の2乗が 3x−x23x-x^2、内半径の2乗が 2x−x22x-x^2 だから、回転断面積は πx\pi x。一方、2≦x≦32\le x\le3 では内側の円板が存在せず、断面積は π(3x−x2)\pi(3x-x^2)。よって 1≦t≦21\le t\le2 に対し V(t)=π∫t2x dx+π∫2t+1(3x−x2) dx=π(−t33+2t−16).\displaystyle \begin{aligned} V(t)&=\pi\int_t^2 x\,dx+\pi\int_2^{t+1}(3x-x^2)\,dx\\ &=\pi\left(-\frac{t^3}{3}+2t-\frac16\right). \end{aligned} V′(t)=π(2−t2)V'(t)=\pi(2-t^2) より、1≦t<21\le t<\sqrt2 で増加し、2<t≦2\sqrt2<t\le2 で減少する。したがって最大は t=2t=\sqrt2 のときであり、 V(2)=π(−223+22−16)=π(82−1)6.\displaystyle V(\sqrt2)=\pi\left(-\frac{2\sqrt2}{3}+2\sqrt2-\frac16\right) =\frac{\pi(8\sqrt2-1)}6.

この問題で使う考え方

  • 不等式の表す領域
  • 定積分
  • 定積分による体積
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小

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