(1) a=w−2 とおく。w5=1 であり、gcd(2,5)=1 だから、1,a,a2,a3,a4 は1の5乗根をすべて含む。したがって k=0∏4(1−akx)=x5k=0∏4(x−1−ak)=x5((x−1)5−1)=1−x5 である。これは k=0∏4(X−ak)=X5−1 に X=x−1 を代入し、両辺に x5 を掛けたものである。x=z−2。各因子を wkz−wkz1=wkz(1−w−2kz−2) と変形すると、 k=0∏4(wkz−wkz1)=w0+1+2+3+4z5k=0∏4(1−(w−2)kz−2)=w10z5(1−(z−2)5)=z5−z51, となる。ここで w10=1 を用いた。
(2) z=cosθ+isinθ とする。ド・モアブルの定理より wkz=cos(θ+52kπ)+isin(θ+52kπ) であり、その逆数は共役複素数なので wkz−wkz1=2isin(θ+52kπ) である。また z5−z−5=2isin5θ である。(1)を用いれば、 (2i)5k=0∏4sin(θ+52kπ)k=0∏4sin(θ+52kπ)=2isin5θ,=161sin5θ. よって C=161 である。
(3) (2)で θ=10π とすると、左辺の積は sin210πsin2103π となる。実際、5個の因子は順に sin10π,1,sin10π,−sin103π,−sin103π である。一方、(2)の右辺は 161sin2π=161 だから、 [sin10πsin103π]2=161 である。両角は 0<10π,103π<2π なので正の平方根を取り、 sin10πsin103π=41 を得る。