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愛媛大学/2001年度/前期

愛媛大学 2001年 数学 第4問解答・解説

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1問題

愛媛大学2001年度第4問

log⁡\log は自然対数とし,自然対数の底を ee で表す。関数 f(x)=2x−xlog⁡x(x>0)f(x)=2x-x\log x\qquad(x>0) について,次の問いに答えよ。

(1) 関数 f(x)f(x) の増減,そのグラフの凹凸を調べ,グラフの概形をかけ。ただし,lim⁡x→+0xlog⁡x=0\displaystyle \lim\limits _{x\to+0}x\log x=0 であることは証明なしに用いてよい。

(2) 曲線 y=f(x)y=f(x) 上の点 (e2,f(e2))(e^{2},f(e^{2})) における接線 ll の方程式を求めよ。また,y=f(x)y=f(x) の接線のうち,直線 ll に直交する直線 mm の方程式を求めよ。

(3) (2)における2直線 l,ml,m と曲線 y=f(x)y=f(x) で囲まれた部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

単元・方法・テーマ

(1) 数学III「対数関数・微分法」:一階・二階導関数の符号と端での極限を調べる。テーマは対数を含む関数の増減・凹凸・概形。

(2) 数学III「微分法・接線」:導関数を各接点の傾きとし、垂直条件を使う。テーマは曲線の接線と直交条件。

(3) 数学III「積分法・面積」:二つの接線の交点で上側境界を分け、曲線との差を定積分する。テーマは曲線と複数直線で囲まれた面積。

(1) x>0x>0 で f′(x)=1−log⁡x,f′′(x)=−1x<0.\displaystyle f'(x)=1-\log x,\qquad f''(x)=-\frac1x<0. よって f′(x)>0f'(x)>0 は 0<x<e0<x<e、f′(e)=0f'(e)=0、f′(x)<0f'(x)<0 は x>ex>e である。従って 0<x≦e0<x\le e で増加し、x≧ex\ge e で減少する。最大値は f(e)=2e−elog⁡e=e.f(e)=2e-e\log e=e. また lim⁡x→+0f(x)=0\displaystyle \lim\limits _{x\to+0}f(x)=0(問題文で許された lim⁡x→+0xlog⁡x=0\displaystyle \lim\limits _{x\to+0}x\log x=0 を使用)であり、x→+∞x\to+\infty のとき f(x)=x(2−log⁡x)→−∞f(x)=x(2-\log x)\to-\infty。f(x)=0f(x)=0 は x=e2x=e^2 である。凹凸は全域で上に凸(f′′<0f''<0、すなわちグラフは接線より下側にある向きの凹関数)で、変曲点はない。従って概形は、x→0+x\to0+ で (0,0)(0,0) に右側から近づき、(e,e)(e,e) で最大となり、下に曲がりながら (e2,0)(e^2,0) を通って右下へ伸びる。

(2) f(e2)=2e2−e2⋅2=0f(e^2)=2e^2-e^2\cdot2=0、f′(e2)=1−2=−1f'(e^2)=1-2=-1 だから l: y=−(x−e2)=e2−x.l:\ y=-(x-e^2)=e^2-x. ll の傾きは −1-1 なので、これに直交する接線の傾きは 11。接点の xx 座標を ss とすると f′(s)=1f'(s)=1、すなわち 1−log⁡s=11-\log s=1 より s=1s=1。f(1)=2f(1)=2 だから m: y−2=x−1,すなわちm: y=x+1.m:\ y-2=x-1,\qquad\text{すなわち}\qquad m:\ y=x+1.

(3) 2直線の交点の xx 座標を ξ\xi とすると e2−ξ=ξ+1,ξ=e2−12.\displaystyle e^2-\xi=\xi+1,\qquad \xi=\frac{e^2-1}{2}. ここで e2>3e^2>3 より 1<ξ<e21<\xi<e^2。1≦x≦ξ1\le x\le\xi の範囲では mm が上側境界、ξ≦x≦e2\xi\le x\le e^2 の範囲では ll が上側境界となる。曲線との差はそれぞれ m−f=1−x+xlog⁡x,l−f=e2−3x+xlog⁡x.m-f=1-x+x\log x,\qquad l-f=e^2-3x+x\log x. 前者は x=1x=1 で0、導関数が log⁡x≧0\log x\ge0 なので 1≦x≦ξ1\le x\le\xi で非負。後者は x=e2x=e^2 で0、導関数が log⁡x−2≦0\log x-2\le0 なので ξ≦x≦e2\xi\le x\le e^2 で非負。従って囲まれた部分の面積は S=∫1ξ(1−x+xlog⁡x) dx+∫ξe2(e2−3x+xlog⁡x) dx=[x−34x2+12x2log⁡x]1ξ+[e2x−74x2+12x2log⁡x]ξe2=e44−e2ξ+ξ2+ξ−14=e2−12.\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_1^\xi(1-x+x\log x)\,dx +\int_\xi^{e^2}(e^2-3x+x\log x)\,dx\\ &=\left[x-\frac34x^2+\frac12x^2\log x\right]_1^\xi +\left[e^2x-\frac74x^2+\frac12x^2\log x\right]_\xi^{e^2}\\ &=\frac{e^4}{4}-e^2\xi+\xi^2+\xi-\frac14 =\frac{e^2-1}{2}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 導関数の符号
  • 接線の傾き
  • 区間を分けた面積積分

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