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愛媛大学/2001年度/前期

愛媛大学 2001年 数学 第6選択問解答・解説

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1問題

愛媛大学2001年度第6選択問

(選択問題)6-a,6-b のいずれか一方を選択して解答すること。選択した問題の記号(a または b)を解答用紙の所定の箇所に記入すること。

6-a aa を実数,zz を複素数,ii を虚数単位とし,複素数平面上で a,z,ia,z,i を表す点をそれぞれ A,B,CA,B,C とする。△ABC\triangle ABC が ABAB を斜辺とする直角二等辺三角形となるとき,次の問いに答えよ。

(1) zz を aa を用いて表せ。

(2) arg⁡z=120∘\arg z=120^{\circ} となる zz を求めよ。

(3) (2)のように zz を定めたとき,△ABC\triangle ABC の面積を求めよ。

6-b xyzxyz 座標空間において,△ABC\triangle ABC の重心は原点に一致し,頂点 A,BA,B の座標はそれぞれ (1,1,1),(2,−2,−2)(1,1,1),(2,-2,-2) であるとする。

(1) 頂点 CC の座標を求めよ。

(2) △ABC\triangle ABC の面積を求めよ。

(3) 頂点 CC を通り △ABC\triangle ABC を含む平面に垂直な直線と xyxy 平面との交点の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 6-a (1)
    z=1+(a+1)iz=1+(a+1)i または z=−1+(1−a)iz=-1+(1-a)i。
  • 6-a (2)
    a=1−3,z=−1+3 ia=1-\sqrt3,\quad z=-1+\sqrt3\,i。
  • 6-a (3)
    5−232\displaystyle \frac{5-2\sqrt3}{2}。
  • 6-b (1)
    C=(−3,1,1)C=(-3,1,1)。
  • 6-b (2)
    626\sqrt2。
  • 6-b (3)
    (-3,2,0)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

原文は選択問題として 6-a6\text{-a} と 6-b6\text{-b} のどちらか一方を解答するよう指示している。以下では比較のため両方を示す。実際の受験では一方を選ぶ。

【6-a6\text{-a}】複素数平面で C=iC=i から A=aA=a へ向かうベクトルを v=a−iv=a-i、CC から B=zB=z へ向かうベクトルを w=z−iw=z-i とする。ABAB が斜辺なので直角は CC にあり、直角二等辺三角形だから ∣v∣=∣w∣|v|=|w|、かつ v,wv,w は垂直である。したがって ww は vv を 90∘90^\circ または −90∘-90^\circ 回転したもので、 w=±iv,z−i=±i(a−i).w=\pm iv,\qquad z-i=\pm i(a-i). 2つの場合を計算すると z=1+(a+1)iまたはz=−1+(1−a)i.z=1+(a+1)i\quad\text{または}\quad z=-1+(1-a)i.

(2) 前者の実部は 11 なので偏角 120∘120^\circ にはならない。後者は実部が −1-1。偏角が 120∘120^\circ なら第2象限で tan⁡120∘=−3\tan120^\circ=-\sqrt3 より虚部は 3\sqrt3 である。したがって 1−a=31-a=\sqrt3、a=1−3a=1-\sqrt3、 z=−1+3i.z=-1+\sqrt3 i.

(3) CA=CBCA=CB で、直角が CC にあるため面積は 12∣CA∣2\displaystyle \frac12|CA|^2。点 A=(a,0)A=(a,0)、C=(0,1)C=(0,1) だから [ABC]=12(a2+1)=12((1−3)2+1)=5−232.\displaystyle [ABC]=\frac12(a^2+1)=\frac12((1-\sqrt3)^2+1)=\frac{5-2\sqrt3}{2}.

【6-b6\text{-b}】

(1) 三角形の重心が原点なので OA⃗+OB⃗+OC⃗=0⃗\vec{OA}+\vec{OB}+\vec{OC}=\vec0。よって C=−A−B=−(1,1,1)−(2,−2,−2)=(−3,1,1).C=-A-B=-(1,1,1)-(2,-2,-2)=(-3,1,1).

(2) u=AB→=(1,−3,−3)u=\overrightarrow{AB}=(1,-3,-3)、v=AC→=(−4,0,0)v=\overrightarrow{AC}=(-4,0,0) とおくと、 ∣u∣2=19,∣v∣2=16,u⋅v=−4.|u|^2=19,\qquad |v|^2=16,\qquad u\cdot v=-4. u,vu,v のなす角を θ\theta とする。cos⁡θ=−419⋅4=−119\displaystyle \cos\theta=\frac{-4}{\sqrt{19}\cdot4}=-\frac1{\sqrt{19}} なので、θ\theta は鈍角だが sin⁡θ=1−cos⁡2θ=3219\displaystyle \sin\theta=\sqrt{1-\cos^2\theta}=\frac{3\sqrt2}{\sqrt{19}}。したがって [ABC]=12∣u∣∣v∣sin⁡θ=12⋅19⋅4⋅3219=62.\displaystyle [ABC]=\frac12|u||v|\sin\theta=\frac12\cdot\sqrt{19}\cdot4\cdot\frac{3\sqrt2}{\sqrt{19}}=6\sqrt2.

(3) 平面に垂直な方向ベクトルを n=(p,q,r)n=(p,q,r) とする。平面内の u,vu,v と垂直だから u⋅n=p−3q−3r=0,v⋅n=−4p=0.u\cdot n=p-3q-3r=0,\qquad v\cdot n=-4p=0. よって p=0p=0、r=−qr=-q で、例えば n=(0,1,−1)n=(0,1,-1)。点 CC を通る法線は (X,Y,Z)=(−3,1,1)+t(0,1,−1).(X,Y,Z)=(-3,1,1)+t(0,1,-1). xyxy 平面では Z=0Z=0 なので 1−t=01-t=0、t=1t=1。交点は (−3,2,0)(-3,2,0)。

この問題で使う考え方

  • 直角二等辺三角形と複素ベクトルの90度回転
  • 偏角と象限判定
  • 重心の位置ベクトル
  • 内積と三角形の面積
  • 空間ベクトルから平面法線を決定

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