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愛媛大学/2001年度/前期

愛媛大学 2001年 数学 第1問解答・解説

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1問題

愛媛大学2001年度第1問

連立不等式 {2x−y≧0x+y−3≦0y≧0\left\{\begin{array}{l}2x-y\geq0\\x+y-3\leq0\\y\geq0\end{array}\right. の表す領域を AA とする。また,aa を正の定数とし,不等式 x−y−a+1≦0x-y-a+1\leq0 の表す領域を BB とする。

(1) 領域 AA を図示せよ。

(2) 2つの領域 AA と BB の共通部分 A∩BA\cap B の面積 SS を aa を用いて表せ。

(3) (2)における SS が領域 AA の面積の 12\displaystyle \frac{1}{2} となるときの aa の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

一次不等式の共通領域を三角形で分割し、面積差を場合分けして求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)A\quad A は頂点 (0,0),(1,2),(3,0) の三角形(境界を含む)..\qquad (2)S={3a24(0<a≦1),3−(4−a)24(1<a<4),3(a≧4).\displaystyle \quad S=\begin{cases}\frac{3a^2}{4}&(0<a\le1),\\3-\frac{(4-a)^2}{4}&(1<a<4),\\3&(a\ge4).\end{cases}\qquad (3)a=4−6.\quad a=4-\sqrt6.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)  各境界直線の交点を求める。y=0y=0 と y=2xy=2x の交点は O=(0,0)O=(0,0)、y=0y=0 と y=3−xy=3-x の交点は C=(3,0)C=(3,0) であり、y=2xy=2x と y=3−xy=3-x の交点は P=(1,2)P=(1,2) である。したがって AA は、頂点 (0,0),(1,2),(3,0)(0,0),(1,2),(3,0) をもつ三角形で、境界を含む。

(2)  BB の境界直線は y=x+1−ay=x+1-a であり、BB はその上側である。AA の面積は 12⋅3⋅2=3\displaystyle \frac12\cdot3\cdot2=3。

0<a≦10<a\le1 のとき、直線 y=x+1−ay=x+1-a は三角形の左辺 y=2xy=2x と L=(1−a,2−2a)L=(1-a,2-2a) で、右辺 y=3−xy=3-x と R=(1+a2,2−a2)\displaystyle R=(1+\frac a2,2-\frac a2) で交わる。共通部分 A∩BA\cap B は頂点 P=(1,2),L,RP=(1,2),L,R の三角形である。PL→=(−a,−2a)\overrightarrow{PL}=(-a,-2a)、PR→=(a2,−a2)\displaystyle \overrightarrow{PR}=(\frac a2,-\frac a2) だから、その面積は S=12∣(−a)(−a2)−(−2a)(a2)∣=3a24.\displaystyle S=\frac12\left|(-a)\left(-\frac a2\right)-(-2a)\left(\frac a2\right)\right|=\frac{3a^2}{4}.

1<a<41<a<4 のとき、直線 y=x+1−ay=x+1-a は xx 軸と L=(a−1,0)L=(a-1,0) で、三角形の右辺 y=3−xy=3-x と R=(1+a2,2−a2)\displaystyle R=(1+\frac a2,2-\frac a2) で交わる。AA からこの直線より下側の部分を除くと A∩BA\cap B になる。除かれる部分は、底辺の長さ 3−(a−1)=4−a3-(a-1)=4-a、高さ 2−a2=4−a2\displaystyle 2-\frac a2=\frac{4-a}{2} の三角形なので S=3−12(4−a)4−a2=3−(4−a)24=2a−1−a24.\displaystyle S=3-\frac12(4-a)\frac{4-a}{2}=3-\frac{(4-a)^2}{4}=2a-1-\frac{a^2}{4}. a≧4a\ge4 のとき、AA の頂点で x−yx-y の最大値は (3,0)(3,0) での3であるから、AA の全点で x−y≦3≦a−1x-y\le3\le a-1。よって A⊆BA\subseteq B となり S=3S=3 である。以上から S={3a24(0<a≦1),3−(4−a)24(1<a<4),3(a≧4).\displaystyle S=\begin{cases} \dfrac{3a^2}{4}&(0<a\le1),\\[3pt] 3-\dfrac{(4-a)^2}{4}&(1<a<4),\\[3pt] 3&(a\ge4). \end{cases}

(3)  AA の面積の半分は 32\displaystyle \frac32 である。0<a≦10<a\le1 では S≦34\displaystyle S\le\frac34、a≧4a\ge4 では S=3S=3 なので該当しない。1<a<41<a<4 では 3−(4−a)24=32と同値な式は(4−a)2=6.\displaystyle 3-\frac{(4-a)^2}{4}=\frac32 \quad\text{と同値な式は}\quad (4-a)^2=6. この範囲で成り立つのは 4−a=64-a=\sqrt6、すなわち a=4−6a=4-\sqrt6 だけである。

この問題で使う考え方

  • 不等式の表す領域

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