本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

愛媛大学/2001年度/前期

愛媛大学 2001年 数学 第5選択問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

愛媛大学2001年度第5選択問

(選択問題)5-a,5-b のいずれか一方を選択して解答すること。選択した問題の記号(a または b)を解答用紙の所定の箇所に記入すること。

5-a 次の問いに答えよ。

(1) a5+b5−a3b2−a2b3a^{5}+b^{5}-a^{3}b^{2}-a^{2}b^{3} を因数分解せよ。

(2) a>0,b>0a>0,b>0 のとき,不等式 ∣aba−bab∣≧∣a−b∣\displaystyle \left|\frac{a}{b}\sqrt{a}-\frac{b}{a}\sqrt{b}\right|\geq\left|\sqrt{a}-\sqrt{b}\right| が成り立つことを示せ。また,等号が成り立つのはどのようなときか。

5-b 自然数の列を次のように第 nn 番目の群が 2n−12n-1 個の数を含むように分ける。

(1), (2,3,4), (5,6,7,8,9),…(1),\ (2,3,4),\ (5,6,7,8,9),\ldots

第 nn 番目の群の最初の数を pnp_n で表す。

(1) 数列 {pn}\{p_n\} の漸化式を作れ。

(2) pnp_n を求めよ。

(3) 第 nn 番目の群の第 kk 番目の数を n,kn,k を用いて表せ。

(4) 871は第何番目の群の第何番目の数か。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

選択問題の指示を答案冒頭に保持し、5-aと5-bの両方の枝を全小問について解答した。5-aでは因数分解と正の平方根への置換で不等式を証明し、5-bでは群の累積個数と漸化式・等差数列の和を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (原問題では5-a、5-bのいずれか一方を選択。)5\quad 5-a(1): (a+b)(a−b)2(a2+ab+b2),5(1):\space{}(a+b)(a-b)^2(a^2+ab+b^2),\quad 5-a(2): a=b.5(2):\space{}a=b.\quad 5-b(1): p1=1, pn+1=pn+2n−1 (n≧1),5(1):\space{}p_1=1,\space{}p_{n+1}=p_n+2n-1\space{}(n\geq1),\quad 5-b(2): pn=(n−1)2+1.5(2):\space{}p_n=(n-1)^2+1.\quad 5-b(3): (n−1)2+k (1≦k≦2n−1),5(3):\space{}(n-1)^2+k\space{}(1\leq k\leq2n-1),\quad 5-b(4): 第30群の第30数.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

原問題では5-a、5-bのいずれか一方を選択する。以下に両方の解答を記す。

5-a (1)

a5+b5−a3b2−a2b3=(a+b)(a4−a3b+a2b2−ab3+b4)−a2b2(a+b)=(a+b)(a4−a3b−ab3+b4)=(a+b)(a−b)2(a2+ab+b2).a^5+b^5-a^3b^2-a^2b^3=(a+b)(a^4-a^3b+a^2b^2-ab^3+b^4)-a^2b^2(a+b)=(a+b)(a^4-a^3b-ab^3+b^4)=(a+b)(a-b)^2(a^2+ab+b^2). 5-a (2)

x=a,y=bx=\sqrt a,\quad y=\sqrt b とおくと、x>0,y>0x>0,\quad y>0である。∣aba−bab∣=∣x3y2−y3x2∣=∣x−y∣x2y2(x4+x3y+x2y2+xy3+y4).\displaystyle \left|\frac{a}{b}\sqrt a-\frac{b}{a}\sqrt b\right|=\left|\frac{x^3}{y^2}-\frac{y^3}{x^2}\right|=\frac{|x-y|}{x^2y^2}(x^4+x^3y+x^2y^2+xy^3+y^4). ここで、x4+x3y+xy3+y4>0x^4+x^3y+xy^3+y^4>0だから、括弧内の式はx2y2x^2y^2より大きい。したがって、∣aba−bab∣≧∣x−y∣=∣a−b∣.\displaystyle \left|\frac{a}{b}\sqrt a-\frac{b}{a}\sqrt b\right|\geq |x-y|=|\sqrt a-\sqrt b|. x=yx=yなら両辺は0で等号が成り立つ。x≠yx\ne yなら∣x−y∣>0|x-y|>0かつ括弧内の式がx2y2x^2y^2より大きいため不等号は厳密である。よって等号成立はx=yx=y、すなわちa=ba=bのときに限る。

5-b (1)

第n群には2n-1個の数が含まれるので、第n+1群の最初の数はpnp_nより2n-1だけ大きい。したがって、p1=1,pn+1=pn+(2n−1)(n≧1).p_1=1,\qquad p_{n+1}=p_n+(2n-1)\quad(n\geq1).

5-b (2)

第n群の前にある数の個数は、最初のn-1個の正の奇数の和だから、pn=1+∑j=1n−1(2j−1)=1+(n−1){1+(2n−3)}2=(n−1)2+1.\displaystyle p_n=1+\sum\limits _{j=1}^{n-1}(2j-1)=1+\frac{(n-1)\{1+(2n-3)\}}{2}=(n-1)^2+1. n=1の場合も、和は0でこの式が成り立つ。

5-b (3)

第n群の第k数は、最初の数pnp_nからk-1だけ進んだ数である。したがって、1≦k≦2n−11\leq k\leq2n-1として、pn+k−1=(n−1)2+k.p_n+k-1=(n-1)^2+k.

5-b (4)

第n群に含まれる数は(n−1)2+1(n-1)^2+1からn2n^2までである。292=841<871≦900=30229^2=841<871\leq900=30^2より、871は第30群にある。その群での順番は871−841=30871-841=30だから、871は第30群の第30数である。

この問題で使う考え方

  • 等式・不等式の証明
  • 等差数列の一般項と和
  • 漸化式
  • 総和記号と数列の和

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。