愛媛大学/2010年度/前期
愛媛大学 2010年 数学 第7問解答・解説
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1問題
行列 の表す点の移動を とし, を直線 とする。また, による 上の点の像はすべて 上にあり, 上のある点 は によって 自身に移されるとする。
(1) の値を求めよ。
(2) の座標を求めよ。
(3) 次の条件①,②,③をすべてみたす直線 の方程式を求めよ。 ① は を通る。 ② による 上の点の像はすべて 上にある。 ③ は と異なる。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
はによる点の移動で、。
(1) 上の点の像は これが全てを満たすため、の係数と定数項を比較して 従って。
(2) が固定点となる条件は。より、なのでから、。よって。
(3) の方向ベクトルをとする。は固定点なので、上の各点の像が同じ直線上にあるための必要十分条件はがに平行となること。だから、比例定数をとすると では第1式がを強制し、方向ベクトルが零になるので不可。と置けばであり、第2式から よって方向の傾きはまたは。傾き2の直線はを通る自身で条件③に反する。傾き3の直線は
高校範囲・論証: 行列と座標の成分積、直線上の点の媒介表示、係数比較、二次式の因数分解を使用した。固有値・対角化の定理は用いない。単元: 数学C「ベクトル・行列とその応用」(出題時範囲)、数学I「二次式」。方法: 直線像が同一直線に入る条件を係数比較し、固定点を求め、方向ベクトルの像が平行である条件を成分で解く。定理・公式: 行列の成分積、直線の媒介表示、成分の比例条件。テーマ: 平面上の線形変換で不変な直線。
この問題で使う考え方
- coefficient comparison
- fixed-point equations
- direction-vector proportionality
- factorization
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