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岐阜大学/2008年度

岐阜大学 2008年 数学 第1問解答・解説

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1問題

岐阜大学2008年度第1問

数列 {a_n} の初項から第n項までの和 S_n が S_n = n^2 + nα (n = 1, 2, ...) を満たすものとする。ただし,αは実数である。以下の問に答えよ。(配点比率20%)

(1) a_nを n と α を用いて表せ。

(2) 自然数 n に対して,T_n = Σ_{k=1}^{n} k a_k とするとき,T_nを n と α を用いて表せ。

(3) すべての自然数 n に対して,T_{n+1} > T_n となる α の値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  an=2n−1+α.(1)\;a_n=2n-1+\alpha.
    (2)  Tn=n(n+1)(4n+3α−1)6.\displaystyle (2)\;T_n=\dfrac{n(n+1)(4n+3\alpha-1)}6.
    (3)  α>−3.(3)\;\alpha>-3.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) n≧2n\geq2 のとき an=Sn−Sn−1=n2+nα−{(n−1)2+(n−1)α}=2n−1+α.a_n=S_n-S_{n-1}=n^2+n\alpha-\{(n-1)^2+(n-1)\alpha\}=2n-1+\alpha. また、a1=S1=1+αa_1=S_1=1+\alpha なので、同じ式は n=1n=1 のときも成り立つ。したがって an=2n−1+α.a_n=2n-1+\alpha.

(2) よって Tn=∑k=1nk(2k−1+α)=2∑k=1nk2+(α−1)∑k=1nk=n(n+1)(2n+1)3+(α−1)n(n+1)2=n(n+1)(4n+3α−1)6.\displaystyle \begin{aligned} T_n&=\sum\limits _{k=1}^n k(2k-1+\alpha) =2\sum\limits _{k=1}^n k^2+(\alpha-1)\sum\limits _{k=1}^n k\\ &=\frac{n(n+1)(2n+1)}3+\frac{(\alpha-1)n(n+1)}2 =\frac{n(n+1)(4n+3\alpha-1)}6. \end{aligned}

(3) 定義より Tn+1−Tn=(n+1)an+1=(n+1)(2n+1+α).T_{n+1}-T_n=(n+1)a_{n+1}=(n+1)(2n+1+\alpha). n≧1n\geq1 では n+1>0n+1>0 であるから、この差がすべての自然数 nn について正となる条件は 2n+1+α>02n+1+\alpha>0 がすべての n≧1n\geq1 で成り立つことである。最も厳しいのは n=1n=1 のときなので、必要十分条件は α>−3.\boxed{\alpha>-3}.

この問題で使う考え方

  • 等差数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用

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