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岐阜大学/2008年度

岐阜大学 2008年 数学 第5問解答・解説

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1問題

岐阜大学2008年度第5問

放物線 y2y^2 = 2x の焦点をF,準線をlとおく。また,この放物線上に点Pをとる。ただし,Pは原点以外の点とする。以下の問に答えよ。(配点比率20%)

(1) l上にFP = PHとなるように点Hをとり,△FPHの重心Gの座標を(t, s)とする。tをsを用いて表せ。

(2) (1)で求めたGが原点を中心とする45°の回転移動でx軸上に移るとする。Gの座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

放物線上の点と準線上の点を座標で置き、距離の二乗を比較してHを確定した。三角形の重心公式から軌跡関係を得て、45度回転の座標表示を時計回り・反時計回りの両方に適用した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) t=38s2 (s≠0).\displaystyle (1)\space{}t=\frac38s^2\space{}(s\ne0).
    (2) 回転の向きが未指定なのでHOLD。反時計回りなら G=(83,−83)\displaystyle G=(\frac83,-\frac83)、時計回りなら G=(83,83)\displaystyle G=(\frac83,\frac83)。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

agraph{(1)} 放物線 y2=2xy^2=2x を y2=4axy^2=4ax と比較すると a=12\displaystyle a=\frac12 である。したがって焦点は F=(12,0)\displaystyle F=(\frac12,0)、準線は l:x=−12\displaystyle l:x=-\frac12 である。 P=(u,v)P=(u,v) とおくと、u=v22\displaystyle u=\frac{v^2}{2} であり、PP は原点以外なので v≠0v\ne0、従って u>0u>0 である。HH は準線上にあるから H=(−12,h)\displaystyle H=(-\frac12,h) とおける。 まず FP2=(u−12)2+v2=u2−u+14+2u=(u+12)2\displaystyle FP^2=(u-\tfrac12)^2+v^2=u^2-u+\tfrac14+2u=(u+\tfrac12)^2 であり、u>0u>0 より FP=u+12\displaystyle FP=u+\frac12 である。一方 PH2=(u+12)2+(v−h)2.\displaystyle PH^2=(u+\tfrac12)^2+(v-h)^2. 条件 FP=PHFP=PH を両辺正のまま二乗すると (v−h)2=0(v-h)^2=0、よって h=vh=v であり、H=(−12,v)\displaystyle H=(-\frac12,v) となる。 三角形 FPHFPH の重心 G=(t,s)G=(t,s) は t=12+u−123=u3=v26,s=0+v+v3=2v3\displaystyle t=\frac{\frac12+u-\frac12}{3}=\frac{u}{3}=\frac{v^2}{6},\qquad s=\frac{0+v+v}{3}=\frac{2v}{3} だから v=32s\displaystyle v=\frac32s を代入して t=38s2,s≠0(t>0).\displaystyle \boxed{t=\frac38s^2},\qquad s\ne0\quad(t>0).

agraph{(2)} 原文は回転角を 45∘45^\circ とするが、時計回り・反時計回りの指定はない。向きを分けて条件を調べる。 反時計回りに 45∘45^\circ 回転した点の座標は、cos⁡45∘=sin⁡45∘=12\displaystyle \cos45^\circ=\sin45^\circ=\frac1{\sqrt2} より (t−s2,t+s2)\displaystyle \left(\frac{t-s}{\sqrt2},\frac{t+s}{\sqrt2}\right) である。これが xx 軸上にある条件は t+s=0t+s=0、すなわち s=−ts=-t である。(1)の t=38s2\displaystyle t=\frac38s^2 と合わせると、t=38t2\displaystyle t=\frac38t^2 となる。t>0t>0 だから t=83\displaystyle t=\frac83、s=−83\displaystyle s=-\frac83 である。この場合は G=(83,−83)\displaystyle G=(\frac83,-\frac83)。 時計回りに 45∘45^\circ 回転した点は (t+s2,s−t2)\displaystyle \left(\frac{t+s}{\sqrt2},\frac{s-t}{\sqrt2}\right) であり、xx 軸上にある条件は s=ts=t である。(1)から同様に t=38t2\displaystyle t=\frac38t^2、t>0t>0 より t=s=83\displaystyle t=s=\frac83。この場合は G=(83,83)\displaystyle G=(\frac83,\frac83)。 両方とも実際に条件を満たす。前者は v=32s=−4\displaystyle v=\frac32s=-4 に対応する P=(8,−4)P=(8,-4)、H=(−12,−4)\displaystyle H=(-\frac12,-4) から生じ、後者は P=(8,4)P=(8,4)、H=(−12,4)\displaystyle H=(-\frac12,4) から生じる。よって向きを指定しなければ候補が二つあり、原文だけからは一意に定まらない。反時計回りを意味するなら G=(83,−83)\displaystyle G=(\frac83,-\frac83)、時計回りなら G=(83,83)\displaystyle G=(\frac83,\frac83) であり、(2)全体の判定は HOLD とする。

この問題で使う考え方

  • 座標による距離
  • 三角比と相互関係
  • 放物線
  • 焦点と準線
  • 三角形の性質

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