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岐阜大学/2009年度

岐阜大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

岐阜大学2009年度第5問

座標空間の5点 A(1, 1, 2), B(2, 1, 4), C(3, 2, 2), D(2, 7, 1), E(3, 4, 3) を考える。以下の問に答えよ。(配点比率 20 %)

(1) 線分 AB と線分 AC のなす角を θ とするとき、sin θ の値を求めよ。ただし、0° ≦ θ ≦ 180° とする。

(2) 点 D から三角形 ABC を含む平面へ下ろした垂線の足を H とする。H の座標を求めよ。

(3) 点 E を通り、三角形 ABC を含む平面に平行な平面を α とする。四面体 ABCD を平面 α で切ったときの切り口の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • (1) 215\displaystyle \frac{\sqrt{21}}5。(2) H=(4,3,0)H=(4,3,0)。(3) 82149\displaystyle \frac{8\sqrt{21}}{49}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) AB→=(1,0,2)\overrightarrow{AB}=(1,0,2), AC→=(2,1,0)\overrightarrow{AC}=(2,1,0) であり、AB→⋅AC→=2\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC}=2、∣AB∣=∣AC∣=5|AB|=|AC|=\sqrt5。ゆえに cos⁡θ=25.\displaystyle \cos\theta=\frac25. 0∘≦θ≦180∘0^\circ\leq\theta\leq180^\circ より sin⁡θ≧0\sin\theta\geq0 なので sin⁡θ=1−(2/5)2=215.\displaystyle \boxed{\sin\theta=\sqrt{1-(2/5)^2}=\frac{\sqrt{21}}5}.

(2) H=A+sAB→+tAC→H=A+s\overrightarrow{AB}+t\overrightarrow{AC} とおく。D−HD-H は AB→,AC→\overrightarrow{AB},\overrightarrow{AC} の両方に垂直だから (D−H)⋅AB→=0,(D−H)⋅AC→=0.(D-H)\cdot\overrightarrow{AB}=0,\qquad (D-H)\cdot\overrightarrow{AC}=0. D−A=(1,6,−1)D-A=(1,6,-1)、AB⋅AB=AC⋅AC=5AB\cdot AB=AC\cdot AC=5、AB⋅AC=2AB\cdot AC=2 を使うと 5s+2t=−1,2s+5t=8.5s+2t=-1,\qquad 2s+5t=8. よって s=−1,t=2s=-1,t=2、したがって H=A−AB→+2AC→=(4,3,0).\boxed{H=A-\overrightarrow{AB}+2\overrightarrow{AC}=(4,3,0)}.

(3) AB→,AC→\overrightarrow{AB},\overrightarrow{AC} に垂直な n=(u,v,w)n=(u,v,w) を内積条件から求めると u+2w=0,2u+v=0.u+2w=0,\qquad 2u+v=0. w=1w=1 と選べば n=(−2,4,1)n=(-2,4,1)。従って平面 ABCABC は n⋅(X−A)=0,すなわち−2x+4y+z=4.n\cdot(X-A)=0,\quad\text{すなわち}\quad -2x+4y+z=4. 左辺の値は ABCABC 上で4、DD で25、EE で13。ゆえに平面 α\alpha は底面から DD に向かって 13−425−4=37\displaystyle \frac{13-4}{25-4}=\frac37 の位置にあり、底面と相似な断面の辺の倍率は 1−3/7=4/71-3/7=4/7。また [ABC]=12∣AB∣∣AC∣sin⁡θ=12⋅5⋅5⋅215=212.\displaystyle [ABC]=\frac12|AB||AC|\sin\theta=\frac12\cdot\sqrt5\cdot\sqrt5\cdot\frac{\sqrt{21}}5=\frac{\sqrt{21}}2. したがって 切り口の面積=(47)2[ABC]=82149.\displaystyle \text{切り口の面積}=\left(\frac47\right)^2[ABC]=\boxed{\frac{8\sqrt{21}}{49}}.

(1) AB→\overrightarrow{AB}=(1,0,2), AC→\overrightarrow{AC}=(2,1,0)。内積は2で、両ベクトルの長さは5\sqrt5。したがって cos⁡θ=25.\displaystyle \cos\theta=\frac{2}{5}. また0^∘\circ≦\leqθ\theta≦\leq180^∘\circよりsin⁡\sinθ\theta≧\geq0なので、sin⁡\sinθ\theta=1−(2/5)2\sqrt{1-(2/5)^2}=21\sqrt{21}/5。

(2) 垂足をH=A+sAB→\overrightarrow{AB}+tAC→\overrightarrow{AC}とおく。D-HがABとACの両方に垂直である条件を内積で表すと (D−H)⋅AB→=0,(D−H)⋅AC→=0.(D-H)\cdot\overrightarrow{AB}=0,\qquad(D-H)\cdot\overrightarrow{AC}=0. ここでD−A=(1,6,−1)D-A=(1,6,-1)、AB⋅\cdot AB=AC⋅\cdot AC=5、AB⋅\cdot AC=2だから 5s+2t=−1,2s+5t=8.5s+2t=-1,\qquad2s+5t=8. これを解くと(s,t)=(−1,2)(s,t)=(-1,2)。よって H=A−AB→+2AC→=(4,3,0).H=A-\overrightarrow{AB}+2\overrightarrow{AC}=(4,3,0).

(3) AB,ACの両方に垂直なベクトルn=(u,v,w)を内積条件で作る。u+2w=0, 2u+v=0だから、w=1とおけばn=(−2,4,1)n=(-2,4,1)。平面ABC上の点Xはn⋅\cdot(X-A)=0を満たすので −2x+4y+z=4.-2x+4y+z=4. この左辺はDで25、Eで13、底面ABC上で4である。したがってEを通る平行平面は底面からDへ向かって13−425−4=37\displaystyle \frac{13-4}{25-4}=\frac37の位置にある。断面は底面ABCと相似で、Dから測った辺の倍率は1−37=47\displaystyle 1-\frac37=\frac47。

底面積は(1)より [ABC]=12∣AB∣∣AC∣sin⁡θ=12⋅5⋅5⋅215=212.\displaystyle [ABC]=\frac12|AB||AC|\sin\theta=\frac12\cdot\sqrt5\cdot\sqrt5\cdot\frac{\sqrt{21}}5=\frac{\sqrt{21}}2. よって断面積は (47)2[ABC]=82149.\displaystyle \left(\frac47\right)^2[ABC]=\boxed{\frac{8\sqrt{21}}{49}}.

この問題で使う考え方

  • 内積による角度
  • 垂直条件の連立方程式
  • 内積から法線条件を解く
  • 相似比による断面

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