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岐阜大学/2010年度

岐阜大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

岐阜大学2010年度第2問

n を 3 以上の整数とする。1 から n までの番号を 1 つずつ重複せずに書いた n 枚のカードが箱に入っている。この箱から 3 枚のカードを同時に取り出し,取り出したカードの番号を小さい順に a,b,c とする。b−a=c−b が成り立つ確率を pₙ とする。以下の問に答えよ。(配点比率 20%)

(1) p₅ を求めよ。

(2) p₆ を求めよ。

(3) n が奇数のとき,pₙ を求めよ。

(4) n が偶数のとき,pₙ を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)p5=25,\displaystyle \quad p_5=\frac{2}{5},\qquad (2)p6=310,\displaystyle \quad p_6=\frac{3}{10},\qquad (3)pn=3(n−1)2n(n−2) (n\displaystyle \quad p_n=\frac{3(n-1)}{2n(n-2)}\space{}(n は奇数),),\qquad (4)pn=32(n−1) (n\displaystyle \quad p_n=\frac{3}{2(n-1)}\space{}(n は偶数).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

3枚のカードを同時に取り出すので、順序を無視した(n3)\displaystyle \binom n3個の組合せは同様に確からしい。条件b−a=c−bb-a=c-bを満たす組は、公差d=b−a=c−b≧1d=b-a=c-b\ge1を定めると (a,b,c)=(a,a+d,a+2d),1≦a≦n−2d(a,b,c)=(a,a+d,a+2d),\qquad 1\le a\le n-2d と一意に表せる。したがって有利な組の数は Tn=∑d=1⌊(n−1)/2⌋(n−2d).\displaystyle T_n=\sum\limits _{d=1}^{\lfloor(n-1)/2\rfloor}(n-2d).

(1) n=5n=5ではT5=3+1=4T_5=3+1=4、全組合せ数は(53)=10\displaystyle \binom53=10なので p5=410=25.\displaystyle p_5=\frac4{10}=\boxed{\frac25}.

(2) n=6n=6ではT6=4+2=6T_6=4+2=6、全組合せ数は(63)=20\displaystyle \binom63=20なので p6=620=310.\displaystyle p_6=\frac6{20}=\boxed{\frac3{10}}.

(3) n=2m+1n=2m+1(m≧1m\ge1)なら Tn=∑d=1m(2m+1−2d)=1+3+⋯+(2m−1)=m2.\displaystyle T_n=\sum\limits _{d=1}^m(2m+1-2d)=1+3+\cdots+(2m-1)=m^2. また(2m+13)=m(4m2−1)/3\displaystyle \binom{2m+1}{3}=m(4m^2-1)/3であるから pn=m2m(4m2−1)/3=3m4m2−1=3(n−1)2n(n−2)(n odd).\displaystyle p_n=\frac{m^2}{m(4m^2-1)/3}=\frac{3m}{4m^2-1} =\boxed{\frac{3(n-1)}{2n(n-2)}}\quad(n\text{ odd}).

(4) n=2mn=2m(m≧2m\ge2)なら Tn=∑d=1m−1(2m−2d)=2(1+2+⋯+(m−1))=m(m−1).\displaystyle T_n=\sum\limits _{d=1}^{m-1}(2m-2d)=2(1+2+\cdots+(m-1))=m(m-1). (2m3)=2m(m−1)(2m−1)/3\displaystyle \binom{2m}{3}=2m(m-1)(2m-1)/3なので pn=m(m−1)2m(m−1)(2m−1)/3=32(n−1)(n even).\displaystyle p_n=\frac{m(m-1)}{2m(m-1)(2m-1)/3} =\boxed{\frac{3}{2(n-1)}}\quad(n\text{ even}).

この問題で使う考え方

  • 組合せで標本空間を数える
  • 正の共通差 d による重複のない計数
  • 等差数列の有限和
  • n の奇偶による場合分けと式の整理

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