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岐阜大学/2010年度

岐阜大学 2010年 数学 第4問解答・解説

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1問題

岐阜大学2010年度第4問

xy 平面上で曲線 C:y=log x を考える。p を正の実数とし,C 上の点 (p, log p) における接線を ℓₚ で表す。以下の問に答えよ。(配点比率 20%)

(1) 接線 ℓₚ の方程式を求めよ。

(2) 0<p<1 の範囲で p を変化させたとき,接線 ℓₚ と x 軸,y 軸で囲まれた図形の面積の最大値を求めよ。

(3) 0<p<1 とする。接線 ℓₚ と x 軸,曲線 C で囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転させてできる回転体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

対数曲線の接線、面積の微分、断面積による回転体積を用いる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ℓp:y=xp+log⁡p−1.\displaystyle \quad \ell_p:y=\frac{x}{p}+\log p-1.\qquad(2)max⁡S=2e(p=e−1).\displaystyle \quad \max S=\frac2e\quad(p=e^{-1}).\qquad(3)V=π{2−p(2−2log⁡p+(log⁡p)2−(log⁡p)33)}.\displaystyle \quad V=\pi\left\{2-p\left(2-2\log p+(\log p)^2-\frac{(\log p)^3}{3}\right)\right\}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

以下では、原文の log⁡x\log x は自然対数を表す。

(1)  y=log⁡xy=\log x の導関数は 1/x1/x だから、点 (p,log⁡p)(p,\log p) における接線は ℓp:y−log⁡p=1p(x−p),すなわちy=xp+log⁡p−1.\displaystyle \ell_p:\quad y-\log p=\frac1p(x-p),\qquad\text{すなわち}\qquad y=\frac{x}{p}+\log p-1.

(2)  接線の xx 切片は u=p(1−log⁡p)u=p(1-\log p)、yy 切片は log⁡p−1\log p-1 である。0<p<10<p<1 では u>0u>0 かつ log⁡p−1<0\log p-1<0 なので、囲まれた図形は直角三角形で、その面積は S(p)=12p(1−log⁡p)2.\displaystyle S(p)=\frac12p(1-\log p)^2. 微分すると S′(p)=12{(log⁡p)2−1}.\displaystyle S'(p)=\frac12\{(\log p)^2-1\}. 0<p<e−10<p<e^{-1} では log⁡p<−1\log p<-1 なので S′(p)>0S'(p)>0、e−1<p<1e^{-1}<p<1 では −1<log⁡p<0-1<\log p<0 なので S′(p)<0S'(p)<0 である。したがって最大値をとるのはただ1つ p=e−1p=e^{-1} のときであり、 S(e−1)=12e−1(1+1)2=2e.\displaystyle S(e^{-1})=\frac12e^{-1}(1+1)^2=\frac2e.

(3)  接線の xx 切片を u=p(1−log⁡p)u=p(1-\log p) とする。u−p=−plog⁡p>0u-p=-p\log p>0 なので u>pu>p である。また u′(p)=−log⁡p>0u'(p)=-\log p>0(0<p<10<p<1)かつ u(1)=1u(1)=1 より u<1u<1 である。曲線と接線は x=px=p で交わり、p≦x≦1p\le x\le1 では log⁡x−(log⁡p+x−pp)≦0\displaystyle \log x-\left(\log p+\frac{x-p}{p}\right)\le0 である。実際、左辺は x=px=p で0、導関数 1/x−1/p≦01/x-1/p\le0 だからである。よって p≦x≦up\le x\le u では曲線が接線より下にあり、u≦x≦1u\le x\le1 では曲線が xx 軸の下にある。回転体の体積は、円環部分と円板部分を分けて V=π{∫pu(log⁡x)2 dx−∫pu(log⁡p+x−pp)2 dx+∫u1(log⁡x)2 dx}=π{∫p1(log⁡x)2 dx−∫pu(log⁡p+x−pp)2 dx}.\displaystyle V=\pi\left\{\int_p^u(\log x)^2\,dx-\int_p^u\left(\log p+\frac{x-p}{p}\right)^2\,dx+\int_u^1(\log x)^2\,dx\right\} =\pi\left\{\int_p^1(\log x)^2\,dx-\int_p^u\left(\log p+\frac{x-p}{p}\right)^2\,dx\right\}. ここで t=−log⁡p>0t=-\log p>0 とおくと u=p(1+t)u=p(1+t) であり、x=p(1+v)x=p(1+v)(0≦v≦t0\le v\le t)と置換すれば ∫pu(log⁡p+x−pp)2dx=p∫0t(v−t)2,dv=pt33.\displaystyle \int_p^u\left(\log p+\frac{x-p}{p}\right)^2dx =p\int_0^t(v-t)^2,dv=\frac{pt^3}{3}. また ∫(log⁡x)2dx=x{(log⁡x)2−2log⁡x+2}\displaystyle \int(\log x)^2dx=x\{(\log x)^2-2\log x+2\} より ∫p1(log⁡x)2dx=2−p(t2+2t+2).\displaystyle \int_p^1(\log x)^2dx=2-p(t^2+2t+2). したがって V=π{2−p(2+2t+t2+t33)}=π{2−p(2−2log⁡p+(log⁡p)2−(log⁡p)33)}.\displaystyle V=\pi\left\{2-p\left(2+2t+t^2+\frac{t^3}{3}\right)\right\} =\pi\left\{2-p\left(2-2\log p+(\log p)^2-\frac{(\log p)^3}{3}\right)\right\}.

この問題で使う考え方

  • 曲線の接線
  • 指数・対数関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 定積分による体積

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