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岐阜大学/2013年度

岐阜大学 2013年 数学 第2問解答・解説

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1問題

岐阜大学2013年度第2問

xy 平面上に中心 (1, 0), 半径 2 の円 C がある。円 C と y 軸との交点のうち,y 座標が負である点を P とする。以下の問に答えよ。

(1) 点 P の座標を求めよ。

(2) 点 Q が円 C の周から点 P を除いた部分を動くとき,線分 PQ の中点 R の軌跡を求めよ。

(3) 点 Q は円 C の周から点 P を除いた部分を動くとする。また,k を 1 以外の正の実数とし,線分 PQ を k:1 に外分する点を S とする。このとき点 S の軌跡を求めよ。

(4) k = 3 のとき,直線 y = x + a + √3/2 が (3) で求めた軌跡と共有点をもつような a の値の範囲を求めよ。 (配点比率20%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) P=(0,−3)P=(0,-\sqrt3)。 (2) (x−12)2+(y+32)2=1\displaystyle (x-\frac12)^2+(y+\frac{\sqrt3}{2})^2=1(R=Pを除く)。 (3) (x−kk−1)2+(y−3k−1)2=4k2(k−1)2\displaystyle (x-\frac{k}{k-1})^2+(y-\frac{\sqrt3}{k-1})^2=\frac{4k^2}{(k-1)^2}(k>0,k≠1、S=Pを除く)。 (4) −32−32≦a≦−32+32\displaystyle -\frac32-3\sqrt2\leq a\leq-\frac32+3\sqrt2。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円 CC の方程式は (x−1)2+y2=4(x-1)^2+y^2=4 である。

(1) 点 PP は yy 軸上にあるので x=0x=0。したがって 1+y2=41+y^2=4 より y=±3y=\pm\sqrt3 であり、条件 y<0y<0 から P=(0,−3).P=(0,-\sqrt3).

(2) R=(x,y)R=(x,y) とおくと、中点の条件から Q=2R−P=(2x,2y+3)Q=2R-P=(2x,2y+\sqrt3)。QQ の座標を円 CC の方程式に代入すると (2x−1)2+(2y+3)2=4,(2x-1)^2+(2y+\sqrt3)^2=4, すなわち (x−12)2+(y+32)2=1.\displaystyle \left(x-\frac12\right)^2+\left(y+\frac{\sqrt3}{2}\right)^2=1. 除外された Q=PQ=P に対応するのは R=PR=P だから、この点を除く。

(3) SS が線分 PQPQ を k:1k:1 に外分するので S=kQ−Pk−1(k>0, k≠1).\displaystyle S=\frac{kQ-P}{k-1}\qquad(k>0,\ k\ne1). これは QQ に関する相似変換である。円 CC の中心 (1,0)(1,0) は k(1,0)−Pk−1=(kk−1,3k−1)\displaystyle \frac{k(1,0)-P}{k-1}=\left(\frac{k}{k-1},\frac{\sqrt3}{k-1}\right) に移り、半径は 2k/∣k−1∣2k/|k-1| となる。よって軌跡は (x−kk−1)2+(y−3k−1)2=4k2(k−1)2.\displaystyle \left(x-\frac{k}{k-1}\right)^2+\left(y-\frac{\sqrt3}{k-1}\right)^2 =\frac{4k^2}{(k-1)^2}. Q=PQ=P は動く点から除かれているので、その像 S=P=(0,−3)S=P=(0,-\sqrt3) も除く。

(4) k=3k=3 の軌跡は (x−32)2+(y−32)2=9.\displaystyle \left(x-\frac32\right)^2+\left(y-\frac{\sqrt3}{2}\right)^2=9. 直線上では y−32=x+a\displaystyle y-\frac{\sqrt3}{2}=x+a だから、円の式に代入すると 2x2+(2a−3)x+a2−274=0.\displaystyle 2x^2+(2a-3)x+a^2-\frac{27}{4}=0. 実数解をもつ条件は判別式が非負であることなので Δ=(2a−3)2−8(a2−274)=−4a2−12a+63≧0.\displaystyle \Delta=(2a-3)^2-8\left(a^2-\frac{27}{4}\right) =-4a^2-12a+63\ge0. 従って −32−32≦a≦−32+32.\displaystyle -\frac32-3\sqrt2\le a\le-\frac32+3\sqrt2. ただし軌跡から PP は除外されている。直線が PP を通るのは a=−33/2a=-3\sqrt3/2 のときで、この値は上の範囲の内点であり、Δ=36+183>0\Delta=36+18\sqrt3>0 だから交点は2点ある。除外点以外の交点も残る。範囲の端点は接する場合だが、その直線は PP を通らないので両端を含む。

円周上の点Qに対する中点・外分点の位置を求め、それぞれの軌跡となる円と除外点を調べる。最後は円に直線を代入して判別式を用い、除外点を通る場合も残る交点があることを確認する。

この問題で使う考え方

  • 座標による円の方程式
  • 中点条件と一次変換
  • 外分点の公式
  • 判別式による実数解条件

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