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岐阜大学/2014年度

岐阜大学 2014年 数学 第1問解答・解説

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1問題

岐阜大学2014年度第1問

t は実数で 0 < t < 2 とする。図のように,1辺の長さが2の正四面体ABCDの辺AC上に点Pがあり,辺AD上に点Qがある。CP = AQ = t のとき,以下の問に答えよ。

正四面体ABCDで、Aは上、Bは左、Cは下、Dは右にあり、辺AC上にP、辺AD上にQが記されている。AB、BC、CDの外側の弧にそれぞれ2、AQとCPの外側の弧にそれぞれtとある。辺AB、AC、AD、BC、CDと線分BP、PQは実線、辺BDと線分BQは破線で描かれている。

(1) 線分BP,PQ,QBの長さを,それぞれtを用いて表せ。

(2) tが0 < t < 2の範囲を変化するとき,三角形BPQの3辺の長さの和の最小値を求めよ。

(3) 三角錐ABPQの体積をtを用いて表せ。

(4) tが0 < t < 2の範囲を変化するとき,三角錐ABPQの体積の最大値を求めよ。 (配点比率 20 %)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) BP=QB=t2−2t+4BP=QB=\sqrt{t^2-2t+4}, PQ=3t2−6t+4PQ=\sqrt{3t^2-6t+4}。 (2) 最小値は1+231+2\sqrt3。 (3) V=26⋅t(2−t)\displaystyle V=\frac{\sqrt2}{6}\cdot t(2-t)。 (4) 最大値は26(t=1)\displaystyle \frac{\sqrt2}{6}\quad(t=1)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

正四面体の各面は一辺2の正三角形である。点の位置から AP=2−t, AQ=tAP=2-t,\ AQ=t であり、図の P,QP,Q はそれぞれ辺 AC,ADAC,AD 上にあるので、∠BAP=∠BAQ=∠PAQ=60∘\angle BAP=\angle BAQ=\angle PAQ=60^\circ である。

(1) 余弦定理より BP2=AB2+AP2−2AB⋅APcos⁡60∘=4+(2−t)2−2(2−t)=t2−2t+4,BQ2=AB2+AQ2−2AB⋅AQcos⁡60∘=4+t2−2t=t2−2t+4,PQ2=AP2+AQ2−2AP⋅AQcos⁡60∘=(2−t)2+t2−(2−t)t=3t2−6t+4.\begin{aligned} BP^2&=AB^2+AP^2-2AB\cdot AP\cos60^\circ\\ &=4+(2-t)^2-2(2-t)=t^2-2t+4,\\ BQ^2&=AB^2+AQ^2-2AB\cdot AQ\cos60^\circ\\ &=4+t^2-2t=t^2-2t+4,\\ PQ^2&=AP^2+AQ^2-2AP\cdot AQ\cos60^\circ\\ &=(2-t)^2+t^2-(2-t)t=3t^2-6t+4. \end{aligned} 長さは正なので、BP=QB=t2−2t+4BP=QB=\sqrt{t^2-2t+4}、PQ=3t2−6t+4PQ=\sqrt{3t^2-6t+4}。

(2) u=(t−1)2≧0u=(t-1)^2\ge0 とおくと、3辺の長さの和 SS は S=2t2−2t+4+3t2−6t+4=2u+3+3u+1.S=2\sqrt{t^2-2t+4}+\sqrt{3t^2-6t+4} =2\sqrt{u+3}+\sqrt{3u+1}. u≧0u\ge0 より u+3≧3u+3\ge3、3u+1≧13u+1\ge1 だから、平方根の単調性から S≧23+1S\ge2\sqrt3+1。等号は u=0u=0、すなわち t=1t=1 のとき成立し、この値は 0<t<20<t<2 の範囲内である。したがって最小値は 23+12\sqrt3+1。

(3) 正四面体 ABCDABCD について、底面 ABCABC の重心を GG とする。正四面体なので DD から平面 ABCABC への垂線の足は GG であり、正三角形 ABCABC の重心から頂点 AA までの距離は GA=2/3GA=2/\sqrt3 である。したがって高さ DGDG は DG=DA2−GA2=22−(23)2=263.\displaystyle DG=\sqrt{DA^2-GA^2}=\sqrt{2^2-\left(\frac{2}{\sqrt3}\right)^2}=\frac{2\sqrt6}{3}. よって VABCD=13⋅3⋅263=223\displaystyle V_{ABCD}=\frac13\cdot\sqrt3\cdot\frac{2\sqrt6}{3}=\frac{2\sqrt2}{3}。また、PP は ACAC 上にあるので [ABP]/[ABC]=AP/AC=(2−t)/2[ABP]/[ABC]=AP/AC=(2-t)/2。QQ は ADAD 上にあり、AA は平面 ABCABC 上にあるため、QQ から平面 ABCABC への高さは DD からの高さの AQ/AD=t/2AQ/AD=t/2 倍である。したがって VABPQ=VABCD⋅APAC⋅AQAD=223⋅2−t2⋅t2=26t(2−t).\displaystyle V_{ABPQ}=V_{ABCD}\cdot\frac{AP}{AC}\cdot\frac{AQ}{AD} =\frac{2\sqrt2}{3}\cdot\frac{2-t}{2}\cdot\frac{t}{2} =\frac{\sqrt2}{6}t(2-t).

(4) 0<t<20<t<2 に対し t(2−t)=1−(t−1)2≦1,t(2-t)=1-(t-1)^2\le1, 等号は範囲内の t=1t=1 で成立する。よって体積の最大値は 26\displaystyle \frac{\sqrt2}{6}。

正四面体の面の正三角形性から余弦定理で三辺を求める。辺の和は (t−1)^2 を用いて最小化し、体積は底面積と高さの比で表す。最後は二次式を平方完成して最大値を得る。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 正四面体の高さと体積比
  • 平方完成による最小・最大の評価

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