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岐阜大学/2015年度

岐阜大学 2015年 数学 第3問解答・解説

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1問題

岐阜大学2015年度第3問

m>1とし,連立不等式 { y≧x²,(y−2mx)(y+2mx−3m²)≦0 } の表す領域をDとする。以下の問に答えよ。

(1) y=x²とy=−2mx+3m²の共有点を求めよ。

(2) 領域Dを図示せよ。

(3) 点P(x,y)がD内を動くとき,2y−xの最大値と最小値を求めよ。

(4) 点P(x,y)がD内を動くとき,2y−6mxの最大値と最小値を求めよ。 (配点比率 20 %)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (−3m,9m2),(m,m2).(1)\space{}(-3m,9m^2),(m,m^2).
    (3) max⁡(2y−x)=18m2+3m, min⁡=0.\displaystyle (3)\space{}\max(2y-x)=18m^2+3m,\space{}\min=0.
    (4) max⁡(2y−6mx)=36m2, min⁡=−92m2.\displaystyle (4)\space{}\max(2y-6mx)=36m^2,\space{}\min=-\frac92m^2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答
横軸x、縦軸y、原点Oの座標平面に、放物線y=x²、原点を通る直線y=2mx、左上から右下へ下がる直線y=−2mx+3m²が描かれ、黒点(−3m, 9m²)、O、(3m/4, 3m²/2)、(m, m²)、(2m, 4m²)が記されている。領域Dは2つの部分からなり、1つは放物線の弧(−3m, 9m²)〜O、線分O〜(3m/4, 3m²/2)、線分(3m/4, 3m²/2)〜(−3m, 9m²)で囲まれた左側の大きな部分、もう1つは線分(3m/4, 3m²/2)〜(m, m²)、放物線の弧(m, m²)〜(2m, 4m²)、線分(2m, 4m²)〜(3m/4, 3m²/2)で囲まれた右側の小さな部分で、どちらも薄紫で塗られ境界は太線(境界を含む)である。2つの部分は点(3m/4, 3m²/2)で接している。

(1) 共有点では x2=−2mx+3m2x^2=-2mx+3m^2 なので (x−m)(x+3m)=0.(x-m)(x+3m)=0. それぞれの y=x2y=x^2 を求めると (−3m,9m2),(m,m2).\boxed{(-3m,9m^2),\quad(m,m^2)}.

(3) 境界の折れ点・交点を A=(−3m,9m2),O=(0,0),C=(3m4,3m22),E=(m,m2),F=(2m,4m2)\displaystyle A=(-3m,9m^2),\quad O=(0,0),\quad C=\left(\frac{3m}{4},\frac{3m^2}{2}\right),\quad E=(m,m^2),\quad F=(2m,4m^2) とおく。2y−x2y-x は直線境界上で一次式、放物線境界上では 2x2−x2x^2-x である。放物線の該当部分は −3m≦x≦0-3m\le x\le0 の範囲 と m≦x≦2mm\le x\le2m の範囲に限られ、m>1m>1 より前者では 2x2−x2x^2-x は減少、後者では増加する。直線境界上でも端点で極値となる。折れ点での値は AOCEF2y−x18m2+3m03m2−34m2m2−m8m2−2m\displaystyle \begin{array}{c|ccccc} &A&O&C&E&F\\\hline 2y-x&18m^2+3m&0&3m^2-\frac34m&2m^2-m&8m^2-2m \end{array} である。m>1m>1 のもとで最大は AA、最小は OO となる。従って max⁡D(2y−x)=18m2+3m,min⁡D(2y−x)=0.\displaystyle \boxed{\max\limits _D(2y-x)=18m^2+3m,\qquad \min\limits _D(2y-x)=0}.

(4) 直線境界上で 2y−6mx2y-6mx は一次式、放物線境界上では 2x2−6mx2x^2-6mx となる。放物線境界の区間 −3m≦x≦0-3m\le x\le0 の範囲では導関数 4x−6m<04x-6m<0 なので最大は AA。区間 m≦x≦2mm\le x\le2m の範囲では上に凸で、最小となるのは頂点 x=3m2\displaystyle x=\frac{3m}{2} であり、この点は領域内にある。そこでは y=x2=9m24\displaystyle y=x^2=\frac{9m^2}{4} である。直線境界上の端点と放物線の端点での値は AOCEF2y−6mx36m20−32m2−4m2−4m2\displaystyle \begin{array}{c|ccccc} &A&O&C&E&F\\\hline 2y-6mx&36m^2&0&-\frac32m^2&-4m^2&-4m^2 \end{array} なので全体の最大は AA であり、頂点での値 −92m2\displaystyle -\frac92m^2 は全ての境界値より小さい。よって max⁡D(2y−6mx)=36m2,min⁡D(2y−6mx)=−92m2.\displaystyle \boxed{\max\limits _D(2y-6mx)=36m^2,\qquad \min\limits _D(2y-6mx)=-\frac92m^2}.

この問題で使う考え方

  • 二次方程式の因数分解
  • 積の不等式の区間分け・スケーリング
  • 境界上の一次式と二次式の端点比較
  • 境界比較・二次関数の頂点

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