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群馬大学/2001年度

群馬大学 2001年 数学 第5問解答・解説

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1問題

群馬大学2001年度第5問

放物線 y=(x+1)2y=(x+1)^{2} 上に定点 A(-3,4),B(0,1) をとる。点 P が点 B を出発して,この放物線上を x≧0x \geq 0 の方向に動くとき,出発してから t 秒後の点 P の座標を (x,y)(x, y) とする。また,線分 AP とこの放物線で囲まれた部分の面積 S について, dSdt\displaystyle \frac{dS}{dt} は一定値 1 をとるとする。次の問いに答えよ。

(1) S を x を用いて表せ。

(2) dxdt\displaystyle \frac{dx}{dt} を x を用いて表せ。

(3) 点P(x, y)の動く速さをxを用いて表せ。

(4) 点Pの動く速さが最大となるときの点Pの座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) S=(x+3)36\displaystyle S=\frac{(x+3)^3}{6}。 (2) dxdt=2(x+3)2\displaystyle \frac{dx}{dt}=\frac{2}{(x+3)^2}。 (3) 速さ v=21+4(x+1)2(x+3)2\displaystyle v=\frac{2\sqrt{1+4(x+1)^2}}{(x+3)^2}。 (4) 速さ最大時 P=(12,32+2)\displaystyle P=\left(\frac1{\sqrt2},\frac32+\sqrt2\right)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

P=(x,(x+1)2)P=(x,(x+1)^2) とおく。A(−3,4)A(-3,4) と PP を結ぶ直線の傾きは (x+1)2−4x+3=x−1.\displaystyle \frac{(x+1)^2-4}{x+3}=x-1. 横座標を ξ\xi とすると、弦の高さから放物線の高さを引いた差は 4+(x−1)(ξ+3)−(ξ+1)2=(ξ+3)(x−ξ).4+(x-1)(\xi+3)-(\xi+1)^2=(\xi+3)(x-\xi). x≧0x\ge0 では −3≦ξ≦x-3\le\xi\le x の範囲でこの差は非負である。

(1) 囲まれた面積は S=∫−3x(ξ+3)(x−ξ) dξ=(x+3)36.\displaystyle S=\int_{-3}^{x}(\xi+3)(x-\xi)\,d\xi=\frac{(x+3)^3}{6}.

(2) dS/dt=1dS/dt=1 と連鎖律より 1=(x+3)22dxdt,dxdt=2(x+3)2.\displaystyle 1=\frac{(x+3)^2}{2}\frac{dx}{dt},\qquad \boxed{\frac{dx}{dt}=\frac{2}{(x+3)^2}}.

(3) y=(x+1)2y=(x+1)^2 なので dy/dt=2(x+1)dx/dtdy/dt=2(x+1)dx/dt。また dx/dt>0dx/dt>0 だから v=(dxdt)2+(dydt)2=21+4(x+1)2(x+3)2.\displaystyle \begin{aligned} v&=\sqrt{\left(\frac{dx}{dt}\right)^2+\left(\frac{dy}{dt}\right)^2}\\ &=\boxed{\frac{2\sqrt{1+4(x+1)^2}}{(x+3)^2}}. \end{aligned}

(4) u=x+1≧1u=x+1\ge1 とおく。v>0v>0 なので vv と v2v^2 は同じ点で最大になる。 v2=4(1+4u2)(u+2)4,d(v2)du=−16(2u2−4u+1)(u+2)5.\displaystyle v^2=\frac{4(1+4u^2)}{(u+2)^4},\qquad \frac{d(v^2)}{du}=-\frac{16(2u^2-4u+1)}{(u+2)^5}. 二次式の根は u=1±1/2u=1\pm1/\sqrt2 であり、定義域 u≧1u\ge1 にある根は 1+1/21+1/\sqrt2 のみ。導関数はその根の前で正、その後で負となる。したがって x=u−1=12,y=(x+1)2=32+2,\displaystyle x=u-1=\frac1{\sqrt2},\qquad y=(x+1)^2=\frac32+\sqrt2, ゆえに P(12,32+2)\displaystyle \boxed{P\left(\frac1{\sqrt2},\frac32+\sqrt2\right)}。

P=(x,(x+1)2)P=(x,(x+1)^2), x≧0x\geq0。AからPへの弦と放物線の差は横座標ξについて (ξ+3)(x−ξ)(\xi+3)(x-\xi)。これを−3-3からxxまで積分すると S=(x+3)36\displaystyle S=\frac{(x+3)^3}{6}。dSdt=1\displaystyle \frac{dS}{dt}=1から dxdt=2(x+3)2\displaystyle \frac{dx}{dt}=\frac{2}{(x+3)^2}。速度は接線方向の微分から v=21+4(x+1)2(x+3)2\displaystyle v=\frac{2\sqrt{1+4(x+1)^2}}{(x+3)^2}。u=x+1≧1u=x+1\geq1 として v2v^2を微分すると符号変化は u=1+12\displaystyle u=1+\frac1{\sqrt2}。よって x=12\displaystyle x=\frac1{\sqrt2}, y=32+2\displaystyle y=\frac32+\sqrt2。

この問題で使う考え方

  • 弦と放物線の差
  • 定積分で面積算出
  • 連鎖律
  • 速度の最大化

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