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群馬大学/2011年度

群馬大学 2011年 数学 第4問解答・解説

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1問題

群馬大学2011年度第4問

△ABC\triangle ABC の内部に点 P があって, ℓAP→+mBP→+nCP→=0→\ell\overrightarrow{AP} + m\overrightarrow{BP} + n\overrightarrow{CP} = \overrightarrow{0} を満たすとする。ただし, ℓ,m,n\ell, m, n は正の数とする。

(1) AP→\overrightarrow{AP} を AB→\overrightarrow{AB} と AC→\overrightarrow{AC} を用いて表せ。

(2) △ABC の面積を 1 とするとき, △BCP, △CAP, △ABP それぞれの面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)AP⃗=(mAB⃗+nAC⃗)/(ℓ+m+n)(1) AP⃗=(m AB⃗+n AC⃗)/(ℓ+m+n)。 (2)[BCP]=ℓ/(ℓ+m+n)(2) [BCP]=ℓ/(ℓ+m+n)、[CAP]=m/(ℓ+m+n)[CAP]=m/(ℓ+m+n)、[ABP]=n/(ℓ+m+n)[ABP]=n/(ℓ+m+n)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

S=ℓ+m+nS=\ell+m+n とおく。仮定より ℓ,m,n>0\ell,m,n>0 なので S>0S>0 である。

(1) BP→=AP→−AB→,CP→=AP→−AC→.\overrightarrow{BP}=\overrightarrow{AP}-\overrightarrow{AB},\qquad \overrightarrow{CP}=\overrightarrow{AP}-\overrightarrow{AC}. これらを ℓAP→+mBP→+nCP→=0→\ell\overrightarrow{AP}+m\overrightarrow{BP}+n\overrightarrow{CP}=\overrightarrow0 に代入すると SAP→=mAB→+nAC→.S\overrightarrow{AP}=m\overrightarrow{AB}+n\overrightarrow{AC}. 従って AP→=mSAB→+nSAC→.\displaystyle \boxed{\overrightarrow{AP}=\frac{m}{S}\overrightarrow{AB}+\frac{n}{S}\overrightarrow{AC}}.

(2) λ=m/S\lambda=m/S、μ=n/S\mu=n/S とおくと、(1) は AP→=λAB→+μAC→,1−λ−μ=ℓS.\displaystyle \overrightarrow{AP}=\lambda\overrightarrow{AB}+\mu\overrightarrow{AC},\qquad 1-\lambda-\mu=\frac{\ell}{S}. 三角形 ABPABP と ABCABC は底辺 ABAB を共有し、PP の高さは CC の高さの μ\mu 倍なので [△ABP]=μ[△ABC]=nS.\displaystyle [\triangle ABP]=\mu[\triangle ABC]=\frac{n}{S}. 同じく、底辺 ACAC に対する PP の高さは BB の高さの λ\lambda 倍だから [△CAP]=λ[△ABC]=mS.\displaystyle [\triangle CAP]=\lambda[\triangle ABC]=\frac{m}{S}. PP は三角形の内部にあり、三つの小三角形の面積の和は [△ABC]=1[\triangle ABC]=1 である。よって [△BCP]=1−nS−mS=ℓS.\displaystyle [\triangle BCP]=1-\frac{n}{S}-\frac{m}{S}=\frac{\ell}{S}. したがって [△BCP]=ℓℓ+m+n,[△CAP]=mℓ+m+n,[△ABP]=nℓ+m+n.\displaystyle \boxed{[\triangle BCP]=\frac{\ell}{\ell+m+n},\quad [\triangle CAP]=\frac{m}{\ell+m+n},\quad [\triangle ABP]=\frac{n}{\ell+m+n}}.

S=ℓ+m+nとおく。BP=AP−AB、CP=AP−ACを条件に代入するとS AP=m AB+n ACとなり、AP=(m/S)AB+(n/S)AC。(2) λ=m/S、μ=n/SとおけばPの位置はAからAB方向へλ、AC方向へμだけ進んだ点で、1−λ−μ=ℓ/S。△ABPは底辺ABを共有し、Pの高さはCの高さのμ倍だから面積はμ。△CAPは底辺ACを共有し、高さ比はλだから面積はλ。残る△BCPの面積は全体から引いて1−λ−μ=ℓ/S。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの差と実数倍
  • 位置ベクトルによる内分・重心型表示
  • 底辺共有時の高さ比から面積比を求める

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