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九州大学/2011年度/前期

九州大学 2011年 数学 第4問解答・解説

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1問題

九州大学2011年度第4問配点 50点

この問題の解答は、解答紙16の定められた場所に記入しなさい。

[問題] 空間内の4点 O(0,0,0),A(0,2,3),B(1,0,3),C(1,2,0)\mathrm{O}(0,0,0),\quad \mathrm{A}(0,2,3),\quad \mathrm{B}(1,0,3),\quad \mathrm{C}(1,2,0) を考える。このとき、以下の問いに答えよ。

(1) 4点 O,A,B,C\mathrm{O},\mathrm{A},\mathrm{B},\mathrm{C} を通る球面の中心 DD の座標を求めよ。

(2) 3点 A,B,CA,B,C を通る平面に点 DD から垂線を引き、交点を FF とする。線分 DFDF の長さを求めよ。

(3) 四面体 ABCDABCD の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    D=(1/2,1,3/2)D=(1/2,1,3/2)
  • (2)
    DF=3/7DF=3/7
  • (3)
    四面体ABCDの体積=12\displaystyle \frac12

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 球面の中心を D=(x,y,z)D=(x,y,z) とする。等距離条件 OD=AD=BD=CDOD=AD=BD=CD を二乗して展開し、OD2=AD2, OD2=BD2, OD2=CD2OD^2=AD^2,\ OD^2=BD^2,\ OD^2=CD^2 を比較すると 4y+6z=13,x+3z=5,2x+4y=5.4y+6z=13,\qquad x+3z=5,\qquad 2x+4y=5. 第2式から x=5−3zx=5-3z。これを第3式に代入して 4y−6z=−54y-6z=-5 を得る。第1式と足すと 8y=88y=8、すなわち y=1y=1。よって z=3/2z=3/2、x=1/2x=1/2 であり、 D=(12,1,32).\displaystyle D=\left(\frac12,1,\frac32\right). 代入すると OD2=AD2=BD2=CD2=7/2OD^2=AD^2=BD^2=CD^2=7/2 となり、4点から等距離であることも確かめられる。

(2) AB→=(1,−2,0)\overrightarrow{AB}=(1,-2,0)、AC→=(1,0,−3)\overrightarrow{AC}=(1,0,-3) に垂直なベクトルとして n⃗=(6,3,2)\vec n=(6,3,2) をとれる。実際、両内積は0であり、∣n⃗∣=7|\vec n|=7。平面 ABCABC は点 AA を通るから 6x+3(y−2)+2(z−3)=0,6x+3(y-2)+2(z-3)=0, すなわち 6x+3y+2z=126x+3y+2z=12。DD はこの平面から法線方向にある。AD→=(1/2,−1,−3/2)\overrightarrow{AD}=(1/2,-1,-3/2) で、AD→⋅n⃗=−3\overrightarrow{AD}\cdot\vec n=-3 だから、単位法線方向の成分の大きさは DF=∣AD→⋅n⃗∣∣n⃗∣=37.\displaystyle DF=\frac{|\overrightarrow{AD}\cdot\vec n|}{|\vec n|}=\frac37.

(3) θ=∠BAC\theta=\angle BAC とする。∣AB→∣2=5|\overrightarrow{AB}|^2=5、∣AC→∣2=10|\overrightarrow{AC}|^2=10、AB→⋅AC→=1\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC}=1 より、cos⁡θ=1/50\cos\theta=1/\sqrt{50}。三角形の面積公式 S=12∣AB∣∣AC∣sin⁡θ\displaystyle S=\frac12|AB||AC|\sin\theta から SABC=12∣AB∣2∣AC∣2−(AB→⋅AC→)2=125⋅10−1=72.\displaystyle S_{ABC}=\frac12\sqrt{|AB|^2|AC|^2-(\overrightarrow{AB}\cdot\overrightarrow{AC})^2} =\frac12\sqrt{5\cdot10-1}=\frac72. 四面体を底面 ABCABC、高さ DFDF の角錐として見ると V=13SABC DF=13⋅72⋅37=12.\displaystyle V=\frac13S_{ABC}\,DF=\frac13\cdot\frac72\cdot\frac37=\frac12.

球面中心は4点からの距離を等しいとして線形方程式を解く。平面ABCの法線を内積で定め、ADの法線方向成分から点と平面の距離DFを求める。底面積は二辺とその内積から三角形の面積公式で計算し、底面積×高さで体積を得る。

この問題で使う考え方

  • 等距離条件からの連立一次方程式
  • 法線ベクトルと内積
  • 正射影による点と平面の距離
  • 内積を用いた三角形の面積
  • 角錐の体積

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