本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

群馬大学/2020年度

群馬大学 2020年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

群馬大学2020年度第2問

数列 {an}\{a_{n}\} , {bn}\{b_{n}\} は次の条件によって定められている。

すべての自然数 n に対して ana_{n} , bnb_{n} はともに整数で, (3+22)n=an+2bn(3 + 2\sqrt{2})^{n} = a_{n} + \sqrt{2}b_{n}

このとき以下の問いに答えよ。

(1) すべての自然数 n について an2−2bn2=1a_{n}^{2}-2b_{n}^{2}=1 が成り立つことを証明せよ。

(2) 数列 {an}\{a_{n}\} , {bn}\{b_{n}\} の一般項を,それぞれ求めよ。

(3) 極限 lim⁡n→∞anbn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{a_{n}}{b_{n}} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

二項展開で偶数項・奇数項を分離し、符号反転した式との積と和差を使って恒等式・一般項を導き、等比数列の極限で比を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)an2−2bn2=1.(2)an=(3+22)n+(3−22)n2=∑j=0⌊n/2⌋(n2j)3n−2j8j,bn=(3+22)n−(3−22)n22=2∑j=0⌊(n−1)/2⌋(n2j+1)3n−2j−18j.(3)lim⁡n→∞anbn=2.\displaystyle \begin{aligned} (1)\quad &a_n^2-2b_n^2=1.\\ (2)\quad &a_n=\frac{(3+2\sqrt2)^n+(3-2\sqrt2)^n}{2} =\sum\limits _{j=0}^{\lfloor n/2\rfloor}\binom n{2j}3^{n-2j}8^j,\\ &b_n=\frac{(3+2\sqrt2)^n-(3-2\sqrt2)^n}{2\sqrt2} =2\sum\limits _{j=0}^{\lfloor(n-1)/2\rfloor}\binom n{2j+1}3^{n-2j-1}8^j.\\ (3)\quad &\lim\limits _{n\to\infty}\frac{a_n}{b_n}=\sqrt2. \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

二項定理で偶数番目と奇数番目の項を分けると (3+22)n=∑k=0n(nk)3n−k(22)k=∑j=0⌊n/2⌋(n2j)3n−2j8j+2(2∑j=0⌊(n−1)/2⌋(n2j+1)3n−2j−18j).\displaystyle \begin{aligned} (3+2\sqrt2)^n &=\sum\limits _{k=0}^n\binom nk3^{n-k}(2\sqrt2)^k\\ &=\sum\limits _{j=0}^{\lfloor n/2\rfloor}\binom n{2j}3^{n-2j}8^j +\sqrt2\left(2\sum\limits _{j=0}^{\lfloor(n-1)/2\rfloor}\binom n{2j+1}3^{n-2j-1}8^j\right). \end{aligned} したがって an=∑j=0⌊n/2⌋(n2j)3n−2j8j,bn=2∑j=0⌊(n−1)/2⌋(n2j+1)3n−2j−18j,\displaystyle a_n=\sum\limits _{j=0}^{\lfloor n/2\rfloor}\binom n{2j}3^{n-2j}8^j,\qquad b_n=2\sum\limits _{j=0}^{\lfloor(n-1)/2\rfloor}\binom n{2j+1}3^{n-2j-1}8^j, であり、いずれも整数である。また奇数番目の項の符号を反転した二項展開より (3−22)n=an−2bn.(3-2\sqrt2)^n=a_n-\sqrt2b_n. よって an2−2bn2=(an+2bn)(an−2bn)=((3+22)(3−22))n=1,a_n^2-2b_n^2=(a_n+\sqrt2b_n)(a_n-\sqrt2b_n) =\bigl((3+2\sqrt2)(3-2\sqrt2)\bigr)^n=1, となり (1) が示された。 この等式と元の定義を加え、また引くと an=(3+22)n+(3−22)n2,bn=(3+22)n−(3−22)n22,\displaystyle a_n=\frac{(3+2\sqrt2)^n+(3-2\sqrt2)^n}{2},\qquad b_n=\frac{(3+2\sqrt2)^n-(3-2\sqrt2)^n}{2\sqrt2}, を得る。これが (2) の閉じた一般項であり、上の有限和表示も同じ一般項である。 さらに qn=(3−223+22)n=(3−22)2n\displaystyle q_n=\left(\frac{3-2\sqrt2}{3+2\sqrt2}\right)^n=(3-2\sqrt2)^{2n} とおく。3−22=(2−1)23-2\sqrt2=(\sqrt2-1)^2 は 00 と 11 の間にあるので、qn→0q_n\to0。従って anbn=2 1+qn1−qn⟶2,\displaystyle \frac{a_n}{b_n} =\sqrt2\,\frac{1+q_n}{1-q_n}\longrightarrow\sqrt2, となり (3) の極限は 2\sqrt2 である。

この問題で使う考え方

  • 二項定理
  • 有理数指数と指数法則
  • 等比数列の一般項と和
  • 数列の極限

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。