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弘前大学/2009年度

弘前大学 2009年 数学 第4問解答・解説

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1問題

弘前大学2009年度第4問

次の問いに答えよ。

(1) 関数 y=x+1x2\displaystyle y = x + \frac{1}{x^{2}} のグラフの概形をかけ。

(2) 定積分 ∫01dx(3+x2)2\displaystyle \int_{0}^{1}\frac{dx}{(3+x^{2})^{2}} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  極小点 (23,3232),x切片 (−1,0),斜漸近線 y=x.(2)  124+π363\displaystyle \begin{aligned} (1)\;&\text{極小点 }\left(\sqrt[3]{2},\frac{3\sqrt[3]{2}}{2}\right),\quad x\text{切片 }(-1,0),\quad \text{斜漸近線 }y=x.\\ (2)\;&\displaystyle \frac{1}{24}+\frac{\pi}{36\sqrt{3}} \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 関数 f(x)=x+1x2\displaystyle f(x)=x+\frac{1}{x^2} の定義域は x≠0x\ne 0 である。 f′(x)=1+(1x2)′=1+0⋅x2−1⋅2xx4=1−2x3=x3−2x3.\displaystyle f'(x)=1+\left(\frac{1}{x^2}\right)' =1+\frac{0\cdot x^2-1\cdot 2x}{x^4} =1-\frac{2}{x^3} =\frac{x^3-2}{x^3}. α=23\alpha=\sqrt[3]{2} とすると、f′(x)f'(x) の符号は x の範囲x<00<x<αx>αf′(x)+−+f(x)↗↘↗\begin{array}{c|ccc} x\text{ の範囲}&x<0&0<x<\alpha&x>\alpha\\ \hline f'(x)&+&-&+\\ f(x)&\nearrow&\searrow&\nearrow \end{array} となる。したがって x=αx=\alpha で極小となり、 f(α)=α+1α2=α+α2=3α2.\displaystyle f(\alpha)=\alpha+\frac{1}{\alpha^2} =\alpha+\frac{\alpha}{2} =\frac{3\alpha}{2}. また、 f′′(x)=6x4>0(x≠0),f(x)−x=1x2>0.\displaystyle f''(x)=\frac{6}{x^4}>0\quad (x\ne 0),\qquad f(x)-x=\frac{1}{x^2}>0. lim⁡x→0−f(x)=lim⁡x→0+f(x)=+∞,lim⁡x→±∞{f(x)−x}=0.\displaystyle \lim\limits _{x\to 0^-}f(x)=\lim\limits _{x\to 0^+}f(x)=+\infty,\qquad \lim\limits _{x\to\pm\infty}\{f(x)-x\}=0. さらに f(x)=0f(x)=0 に x2x^2 を掛けて整理した同値な方程式は x3=−1x^3=-1 であり、その解は x=−1x=-1 である。負の枝は x→−∞x\to-\infty で f(x)→−∞f(x)\to-\infty から、点 (−1,0)(-1,0) を通り、x→0−x\to0^- で +∞+\infty へ増加する。正の枝は x→0+x\to0^+ で +∞+\infty から極小点を経て増加する。両枝とも下に凸で、∣x∣→∞\lvert x\rvert\to\infty では y=xy=x に上側から近づく。したがって、この特徴をもつ概形を描けばよい。

(2) x=3tan⁡θx=\sqrt{3}\tan\theta と置換する。0≦x≦10\le x\le1 より 0≦θ≦π6\displaystyle 0\le\theta\le\frac{\pi}{6} であり、 dx=3sec⁡2θ dθ,3+x2=3sec⁡2θ.dx=\sqrt{3}\sec^2\theta\,d\theta,\qquad 3+x^2=3\sec^2\theta. ∫01dx(3+x2)2=39∫0π/6cos⁡2θ dθ=39[θ2+sin⁡2θ4]0π/6=39(π12+38)=124+π363.\displaystyle \begin{aligned} \int_0^1\frac{dx}{(3+x^2)^2} &=\frac{\sqrt{3}}{9}\int_0^{\pi/6}\cos^2\theta\,d\theta\\ &=\frac{\sqrt{3}}{9}\left[\frac{\theta}{2}+\frac{\sin 2\theta}{4}\right]_0^{\pi/6}\\ &=\frac{\sqrt{3}}{9}\left(\frac{\pi}{12}+\frac{\sqrt{3}}{8}\right) =\frac{1}{24}+\frac{\pi}{36\sqrt{3}}. \end{aligned} よって、求める値は 124+π363\displaystyle \boxed{\frac{1}{24}+\frac{\pi}{36\sqrt{3}}} である。

この問題で使う考え方

  • 導関数の符号と二階導関数
  • 漸近線の極限確認
  • 原始関数の微分確認
  • 定積分の置換評価

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