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広島大学/2005年度/前期

広島大学 2005年 数学 第2問解答・解説

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1問題

広島大学2005年度第2問

正の実数 a,b,ca,b,c を係数とする3次方程式x3+ax2+bx+c=0(*)x^{3}+ax^{2}+bx+c=0\tag{*}が, 純虚数の解をもつとする。次の問いに答えよ。

(1) ab−cab-c の値を求めよ。

(2) 複素数平面上で方程式 x3+8=0x^{3}+8=0 の3個の解が表す点を頂点とする三角形を考える。方程式 (∗)(*) の解が表すすべての点がこの三角形の頂点または辺上にあるとき, a,b,ca,b,c の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ab−c=0(1) ab-c=0。 (2)a=2,b=4/3,c=8/3(2) a=2, b=4/3, c=8/3。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 純虚数の解を itit(tt は00でない実数)とおく。これを方程式に代入すると0=(it)3+a(it)2+b(it)+c=(c−at2)+it(b−t2).0=(it)^3+a(it)^2+b(it)+c=(c-at^2)+it(b-t^2).実部と虚部がそれぞれ00であり、t≠0t\ne0だからb=t2, c=at2b=t^2,\ c=at^2である。したがってab−c=at2−at2=0.ab-c=a t^2-a t^2=0.

(2) (1)の計算より方程式(∗)(*)はx3+ax2+bx+c=(x2+t2)(x+a)x^3+ax^2+bx+c=(x^2+t^2)(x+a)と表せるので、その解は−a, it, −it-a,\ it,\ -itである。一方、x3+8=0x^3+8=0は(x+2)(x2−2x+4)=0(x+2)(x^2-2x+4)=0と因数分解でき、解は−2, 1+3i, 1−3i-2,\ 1+\sqrt{3}i,\ 1-\sqrt{3}iである。よって三角形の頂点を複素平面上でA=(−2,0),B=(1,3),C=(1,−3)A=(-2,0), B=(1,\sqrt{3}), C=(1,-\sqrt{3})とする。辺AB,ACAB,ACの方程式はそれぞれy=33(x+2),y=−33(x+2),\displaystyle y=\frac{\sqrt{3}}{3}(x+2),\qquad y=-\frac{\sqrt{3}}{3}(x+2),辺BCBCの方程式はx=1x=1である。実軸との交点は、辺AB,ACAB,AC上では(−2,0)(-2,0)、辺BCBC上では(1,0)(1,0)である。−a<0-a<0だから、実根−a-aが辺上にあるためには−a=−2-a=-2、すなわちa=2a=2でなければならない。また、虚軸x=0x=0は辺AB,ACAB,ACとそれぞれ(0,23/3)(0,2\sqrt{3}/3)、(0,−23/3)(0,-2\sqrt{3}/3)で交わり、辺BCBCとは交わらない。したがってit,−itit,-itがともに辺上にある条件はt=±23/3t=\pm 2\sqrt{3}/3である。ゆえにb=t2=43,c=at2=2⋅43=83.\displaystyle b=t^2=\frac{4}{3},\qquad c=at^2=2\cdot\frac{4}{3}=\frac{8}{3}.実際、このとき方程式の解は−2, 23i/3, −23i/3-2,\ 2\sqrt{3}i/3,\ -2\sqrt{3}i/3で、いずれも三角形の頂点または辺上にある。

この問題で使う考え方

  • 実部虚部分離
  • 因数分解

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