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広島大学/2006年度/前期

広島大学 2006年 数学 第3問解答・解説

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1問題

広島大学2006年度第3問

正方形 OABCOABC の対角線 ACAC を3等分し,図のように,AA に近い点を PP,CC に近い点を QQ とする。また,∠AOP=α, ∠POQ=β\angle AOP=\alpha,\ \angle POQ=\beta とする。次の問いに答えよ。

正方形OABCの頂点は左下O、右下A、右上B、左上Cと表示されている。対角線AC上にはAに近いPとCに近いQがあり、線分OP、OQが引かれている。OAとOPの間の角にα、OPとOQの間の角にβと記されている。

(1) cos⁡α, cos⁡β\cos\alpha,\ \cos\beta の値を求めよ。   (2) α<π6<β\displaystyle \alpha<\dfrac{\pi}{6}<\beta を示せ。   (3) 線分 PQPQ 上に点 RR を ∠POR=α\angle POR=\alpha となるようにとる。このとき,比 AR:RCAR:RC を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • cos⁡α=25,cos⁡β=45,α<π6<β,AR:RC=4:3.\displaystyle \boxed{\cos\alpha=\frac2{\sqrt5},\quad \cos\beta=\frac45},\qquad \boxed{\alpha<\frac\pi6<\beta},\qquad \boxed{AR:RC=4:3}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

正方形の一辺を33とし、 O=(0,0),A=(3,0),B=(3,3),C=(0,3)O=(0,0),\quad A=(3,0),\quad B=(3,3),\quad C=(0,3) と座標を置く。このときACACはx+y=3x+y=3であり、AAに近い三等分点はP=(2,1)P=(2,1)、CCに近い三等分点はQ=(1,2)Q=(1,2)である。したがって OA=3,OP=OQ=5,AP=PQ=2.OA=3,\quad OP=OQ=\sqrt5,\quad AP=PQ=\sqrt2.

(1) 余弦定理より cos⁡α=OA2+OP2−AP22 OA OP=9+5−265=25,\displaystyle \cos\alpha =\frac{OA^2+OP^2-AP^2}{2\,OA\,OP} =\frac{9+5-2}{6\sqrt5} =\frac{2}{\sqrt5}, cos⁡β=OP2+OQ2−PQ22 OP OQ=5+5−210=45.\displaystyle \cos\beta =\frac{OP^2+OQ^2-PQ^2}{2\,OP\,OQ} =\frac{5+5-2}{10} =\frac45.

(2) tan⁡α=1/2\tan\alpha=1/2である。また、(1)とβ\betaが鋭角であることからsin⁡β=3/5\sin\beta=3/5、よってtan⁡β=3/4\tan\beta=3/4となる。さらに 12<13<34\displaystyle \frac12<\frac1{\sqrt3}<\frac34 である(左は3<43<4、右は16<2716<27に同値)。tan⁡(π/6)=1/3\tan(\pi/6)=1/\sqrt3であり、α,β,π/6\alpha,\beta,\pi/6はいずれも(0,π/2)(0,\pi/2)にある。この範囲で正接は増加するから α<π6<β.\displaystyle \alpha<\frac{\pi}{6}<\beta.

(3) RRは線分PQPQ上にあるので、半直線ORORはOPOPとOQOQの間にある。したがって図の角の順序から ∠AOR=∠AOP+∠POR=2α.\angle AOR=\angle AOP+\angle POR=2\alpha. 倍角公式とtan⁡α=1/2\tan\alpha=1/2より tan⁡∠AOR=tan⁡2α=2(1/2)1−(1/2)2=43.\displaystyle \tan\angle AOR=\tan2\alpha =\frac{2(1/2)}{1-(1/2)^2} =\frac43. よってORORはy=4x/3y=4x/3であり、PQPQを含む直線ACAC(x+y=3x+y=3)との交点は R=(97,127).\displaystyle R=\left(\frac97,\frac{12}{7}\right). AAからCCへ進む割合はy/3=4/7y/3=4/7で、PPの1/31/3とQQの2/32/3の間にあるため、この交点は確かに線分PQPQ上にある。ゆえに AR:RC=47:37=4:3.\displaystyle AR:RC=\frac47:\frac37=4:3.

この問題で使う考え方

  • 座標設定と三等分点
  • 余弦定理
  • 正接の大小比較
  • 二倍角公式と直線交点

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