広島大学/2010年度/前期
広島大学 2010年 数学 第2問解答・解説
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1問題
を実数の定数とする。多項式 を で割った余りが であり、3次方程式 の実数解は のみとする。次の問いに答えよ。
(1) 実数の範囲で を因数分解せよ。
(2) の値を求めよ。
(3) 関数 が極値をもたないときの の値を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
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3解答
解答を見る途中式つきの解答
まず であるから、因数定理により と因数分解できる。
剰余の定理より、 である。整理すると を得る。もし なら、二次式 の判別式は であり、異なる二つの実数解をもつ。これらはともに の解となるため、実数解が のみという条件に反する。よって である。
このとき二次式 の判別式は である。 なら異なる二つの実数解をもち、少なくとも一つは と異なる。また なら重解は または で、いずれも と異なる。どちらも条件に反するので 、すなわち である。したがって実数の範囲での因数分解は である。
(2) より 。
(3) を代入すると であり、 となる。この二次式の判別式は である。 なら判別式は正で、導関数は異なる二つの実数解をもち、その間で負、外側で正となるため、 は極大値と極小値をもつ。一方、 なら となり、導関数の符号は変わらないので極値をもたない。これは既に得た も満たす。よって求める値は である。
を用いて を因数として取り出す。余りの条件に を代入し、実数解についての仮定から を除くと を得る。このとき二次式の因数は実数解をもたないので である。最後に、導関数の判別式と符号から、 が極値をもたない条件を求める。
この問題で使う考え方
- factor theorem
- remainder theorem
- discriminant
- derivative sign
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