本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

広島大学/2010年度/前期

広島大学 2010年 数学 第2問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

広島大学2010年度第2問

p,ap,a を実数の定数とする。多項式 P(x)=x3−(2p+a)x2+(2ap+1)x−aP(x)=x^3-(2p+a)x^2+(2ap+1)x-a を x−3x-3 で割った余りが 10−6p10-6p であり、3次方程式 P(x)=0P(x)=0 の実数解は aa のみとする。次の問いに答えよ。

(1) 実数の範囲で P(x)P(x) を因数分解せよ。

(2) aa の値を求めよ。

(3) 関数 y=P(x)y=P(x) が極値をもたないときの pp の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)P(x)=(x−2)(x2−2px+1)(−1<p<1),(1)\quad P(x)=(x-2)(x^2-2px+1)\quad(-1<p<1),
    (2)a=2,(2)\quad a=2,
    (3)p=12.\displaystyle (3)\quad p=\frac12.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

まず P(a)=a3−(2p+a)a2+(2ap+1)a−a=0P(a)=a^3-(2p+a)a^2+(2ap+1)a-a=0 であるから、因数定理により P(x)=(x−a)(x2−2px+1)P(x)=(x-a)(x^2-2px+1) と因数分解できる。

剰余の定理より、 P(3)=30−18p+6ap−10a=10−6pP(3)=30-18p+6ap-10a=10-6p である。整理すると (3p−5)(a−2)=0(3p-5)(a-2)=0 を得る。もし p=53\displaystyle p=\frac53 なら、二次式 x2−2px+1x^2-2px+1 の判別式は 4(p2−1)=649>0\displaystyle 4(p^2-1)=\frac{64}{9}>0 であり、異なる二つの実数解をもつ。これらはともに P(x)=0P(x)=0 の解となるため、実数解が aa のみという条件に反する。よって a=2a=2 である。

このとき二次式 x2−2px+1x^2-2px+1 の判別式は 4(p2−1)4(p^2-1) である。 p2>1p^2>1 なら異なる二つの実数解をもち、少なくとも一つは 22 と異なる。また p2=1p^2=1 なら重解は x=p=1x=p=1 または x=p=−1x=p=-1 で、いずれも 22 と異なる。どちらも条件に反するので p2<1p^2<1、すなわち −1<p<1-1<p<1 である。したがって実数の範囲での因数分解は P(x)=(x−2)(x2−2px+1),−1<p<1\boxed{P(x)=(x-2)(x^2-2px+1)},\qquad -1<p<1 である。

(2) より a=2a=2。

(3) a=2a=2 を代入すると P(x)=x3−(2p+2)x2+(4p+1)x−2P(x)=x^3-(2p+2)x^2+(4p+1)x-2 であり、 P′(x)=3x2−(4p+4)x+4p+1P'(x)=3x^2-(4p+4)x+4p+1 となる。この二次式の判別式は (4p+4)2−12(4p+1)=4(2p−1)2(4p+4)^2-12(4p+1)=4(2p-1)^2 である。 p≠12\displaystyle p\ne\frac12 なら判別式は正で、導関数は異なる二つの実数解をもち、その間で負、外側で正となるため、P(x)P(x) は極大値と極小値をもつ。一方、p=12\displaystyle p=\frac12 なら P′(x)=3(x−1)2≧0P'(x)=3(x-1)^2\ge0 となり、導関数の符号は変わらないので極値をもたない。これは既に得た −1<p<1-1<p<1 も満たす。よって求める値は p=12\displaystyle p=\frac12 である。

P(a)=0P(a)=0 を用いて x−ax-a を因数として取り出す。余りの条件に x=3x=3 を代入し、実数解についての仮定から p=5/3p=5/3 を除くと a=2a=2 を得る。このとき二次式の因数は実数解をもたないので ∣p∣<1|p|<1 である。最後に、導関数の判別式と符号から、PP が極値をもたない条件を求める。

この問題で使う考え方

  • factor theorem
  • remainder theorem
  • discriminant
  • derivative sign

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。