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北海道大学/2005年度

北海道大学 2005年 数学 第1問解答・解説

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1問題

北海道大学2005年度第1問

次の問いに答えよ。

(1) 方程式 e2a−2ea−1=0e^{2a}-2e^{a}-1=0 を満たす実数 a を求めよ。ただし, e は自然対数の底とする。

(2) t≧0t \geq 0 に対して F(t)=∫0texex+e2tdx\displaystyle F(t) = \int_{0}^{t} \frac{e^{x}}{e^{x} + e^{2t}} dx を求めよ。

(3) t≧0t \geq 0 の範囲での F(t)F(t) の最大値と, 最大値を与える t の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

・ x=ea>0x=e^a>0 とおくと、方程式は x2−2x−1=0x^2-2x-1=0 となる。これを解くと x=1±2x=1\pm\sqrt{2} だが、x>0x>0 より x=1+2x=1+\sqrt{2}。したがって a=ln⁡(1+2)a=\ln(1+\sqrt{2})。

・ u=exu=e^x とおくと du=ex dxdu=e^x\,dx であり、積分区間は x=0,tx=0,t に対してそれぞれ u=1,etu=1,e^t となる。よって F(t)=∫1et1u+e2t du=[ln⁡(u+e2t)]1et=ln⁡et(1+et)1+e2t.\displaystyle F(t)=\int_1^{e^t}\frac{1}{u+e^{2t}}\,du =\left[\ln(u+e^{2t})\right]_1^{e^t} =\ln\frac{e^t(1+e^t)}{1+e^{2t}}.

・ y=ety=e^t とおくと y≧1y\ge1 であり、F(t)=ln⁡g(y)F(t)=\ln g(y)、ただし g(y)=y(1+y)1+y2>0\displaystyle g(y)=\dfrac{y(1+y)}{1+y^2}>0 である。ln⁡y\ln y は増加関数なので、g(y)g(y) を最大にすればよい。 g′(y)=(1+2y)(1+y2)−2y(y+y2)(1+y2)2=1+2y−y2(1+y2)2.\displaystyle g'(y)=\frac{(1+2y)(1+y^2)-2y(y+y^2)}{(1+y^2)^2} =\frac{1+2y-y^2}{(1+y^2)^2}. 分母は正であり、分子は y=1+2y=1+\sqrt{2} で正から負に変わる。したがって gg は 1≦y≦1+21\le y\le1+\sqrt{2} で増加し、その後減少するので、最大値を与えるのは y=1+2y=1+\sqrt{2} である。このとき g(1+2)=(1+2)(2+2)4+22=1+22.\displaystyle g(1+\sqrt{2})=\frac{(1+\sqrt{2})(2+\sqrt{2})}{4+2\sqrt{2}}=\frac{1+\sqrt{2}}{2}. よって t=ln⁡(1+2)t=\ln(1+\sqrt{2}) のとき F(t)F(t) は最大となり、その最大値は ln⁡1+22\displaystyle \ln\dfrac{1+\sqrt{2}}{2} である。

この問題で使う考え方

  • 有理数指数と指数法則
  • 指数関数のグラフ・増減
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 商の微分

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